2008年7月17日木曜日

買い出動は1日早かったようです。

昨日209.50円でロングしたポンド円は208.80円でロスカット。
急落時の底を探るのって難しいですね、今日の東京時間にも改めてドルは売られました。
この間ユーロドルは戻りを入れたものの、1.60ドルの高値を追う勢いはありませんでした。これはやはり原油価格の大きな下げが気がかりなのでしょう。原油価格までが一緒に下げてくると昨年何もかもが売られまくった8月の悪夢が脳裏をかすめます。

あらゆる措置もむなしくドル売り、株売りがとまらぬアメリカですが、今日は米証券取引委員会(SEC)から空売り規制強化を検討とのニュースが出されました。(大倉さんのブログで速報が出されましたね)この措置についても賛否あるようですが、これを受けて日本の株式市場がどのように反応するのか注視しておりましたが、商いは薄く、結局日経平均は小幅高に終わり、どうも消化しきれなかった模様。為替市場はといえばドル売りとまらず。

NY時間に入って、ようやくドルは買い戻されます。現時点(0:40)でダウ平均も大きく切り返してきているようですので、SECの空売り規制がそれなりに評価されているのかと思ったら、ある情報ベンダーから配信されたニュースによると

「米エネルギー省が発表した週間在庫統計で原油の在庫量が増加していたことから原油先物相場が急落。原油先物相場の急落を受けて米国株相場も堅調に推移。」

と、株高の要因は原油の急落だと解説しています。え、そうなの?空売り規制の評価じゃないの?原油価格の下落が株高要因なの?、、、、確かにこうしたファクターも今はとても大事ですけれど。

ただ個人的な意見ですが、週間在庫統計の増減などの需給からのニュースソースってこれまでの原油の上昇過程においてはほとんど材料視されてこなかったものですから、この原油安はもっと他の要因によるものでしょう。在庫増とはあくまで後づけの理由に過ぎません。ではなぜ原油が今下げてきているのか?この辺りに次の大波を読むヒントが隠されているように思いますが、、、よくわかりません。資金の循環で商品安・株高のサイクルが訪れるということでしょうか。確かにテクニカルや日柄で見ても行きすぎたものの修正局面が来てもおかしくはないところにきています。

でも、もし、現時点でのニュースにて解説されているように、原油安でダウ平均が持ち直しているというなら、米当局のあらゆるドルサポート発言や公的資金も視野に入れた金融機関の救済という材料よりも、原油高をなんとかするほうが早いということになります。少し前にCFTC(米商品先物取引委員会)が投機筋の資金流入に関しての監視を強化するというニュースがありましたが(具体策がないということで失望されたソースです)こちらを具体化することのほうが重要だということになりませんか?ともかく、景気の減退、金融の混乱を阻止するには原油価格を下げることだと、、、?!

さて、ユーロドル1.60台はWトップで天井なるか?
個人的には中長期でみれば1.60が天井になるとは考えていませんが、目先は調整入りする!このシナリオは今のところヒットしているようです。原油がいよいよ崩れてきたようにも見えるので、原油を見ながらユーロショートの出口を探りたいと思います。原油価格の調整が多きければユーロの調整も大きくなるはずです。まだまだショートで粘ることにします。

そして、ロスカットとなったポンド円。リベンジ!!!
208.60円で買いなおしました。理由は昨日書いた通りです。昨日のポジションはあえなくロスカットとなりましたので1日早かったようですが、ここから少しドル円とクロス円は戻りを入れる!?と信じてもう一度買ってみたのですが、、、、。


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