先週までのドル高、クロス円売りの流れは止まったようですが、さてここからどう攻めたらいいのでしょう?買っても売っても取れないという忍耐を強いられる展開。日本がお盆明けから本気で取り組もうとしても、欧米市場がサマーバケーションムードではどうにもなりません。欧米が本格的に戻って来くるまでしばらくはこんな動きに終始するのでしょうか?
今日は米7月PPI(米卸売物価指数)が発表されました。前月比で1.2%上昇と、予想より強い数字が出たことで直後はドル買いが入るも長続きせず。
それよりも、個人的に注目したのが ZEWの8月の独景況感指数が▲55.5と7月の▲63.9に比べて改善したこと。市場予想平均の▲62.0。(同時に発表された8月のユーロ圏景況感指数も▲55.7と市場予想の▲65.0を上回る)
発表直後はそれほど大きく動いていませんが、実は私、これがユーロドル反転のポイントではないか、と思っています。あくまで短期的に、、、ですけれど。
というのも、先月のZEW景況感指数が発表されたのが7月15日。
この日、何が起きていたか?記憶を呼び起こしてみます。
なーんてカッコつけなくてもユーロドルのチャートを見ればすぐにわかります。
ユーロドル1.60台に乗せて目先の天井を打った日なんです。見事なWトップの形状、私はここでユーロドルショートポジションを作ってちょっと利益が出ました。今日まで持ち続けたらすごいことになっていたんですが、、、(笑)
ではその7月のZEWの数字はどんなものだったか?
市場予想▲55.0に対して▲63.9とネガティブサプライズ。瞬間売り込まれるも、なぜかその直後に1.60台を付けに走って、その後からじわじわと下がり出して現在に至っています。
7月ZEWの発表から下げ続けて1ヶ月。その間戻りらしい戻りも入れることなく下げましたが、8月の数字が出たこのポイントが潮目の変化かと直感的に思ったわけです。数字そのものがいいとか悪いとかじゃないんですが、大倉さんがYMTVでお話されていた「このドル高は本物か?」そう、ドルの巻き返しも積極的に買い続けるには新たに強い材料があるわけではなく、ドルのネガティブ材料が再びクローズアップされてくる時間帯に入り、欧州売りが一呼吸できるのでは?というきっかけになる材料だったのではないかと思うんです。
ということでユーロドル1.470ドルでロング。
ただし、予想よりいい数字だったというだけで決して欧州の今後の景気後退懸念が払拭されたわけではないので、短期的な戻りを狙うポジションです。
でも目標値くらいは設定しておきましょう。
7月15日高値1.6037
8月19日安値1.4628
これをフィボナッチ!!
0.382戻し 1.5166
半値戻し 1.5333
ユーロは天井をつけた、との見方に変更なければ半値戻しは厳しいように思います。
せいぜい3割、ということで0.382戻しの 1.5166ターゲット。
早めにリグっても1.50くらいまで戻れば大成功!
そんなにうまくいかないかな?
ということで、短期的に潮目が変化したということですからクロス円も買いの時間帯に突入したと思います。
ということで。
ポンド円 204.67円
キウイ円 78.09円
買っちゃいました-!!こんなに一気にポジション取るなんて、我ながら大きく出たね、、、とあきれていますが、妙に今回の分析には自信があるということです。分析というか、直感というか(笑)
なんて大きな口をたたいていますが、朝起きた瞬間に仕事に出かける気力を失うような惨事とならぬよう、ロスカット注文は適当に入れてから休みますね。
ということは、商品市況の暴落にも歯止めがかかるような気がするんですが、、、。金なんか年初来安値更新しちゃいましたからね。プラチナも底なし沼。そろそろ、と言われ続けながら下げ止まっていないのですが、ユーロの逆襲とともに底入れとなるのでは?
これも短期的な予想ですが、、、今年は天井をつけたとの声もありますので慎重にね。
【人気ブログランキングへ登録しています。応援ありがとうございます。】
人気ブログランキングへ