2008年9月16日火曜日

 リーマンが破綻。

するかもしれないということでここ1週間マーケットは上へ下への大波乱となりましたが、
ベアを救ったようにリーマンも救済されるんでしょ?
という見方をされる方のほうが多かったものですから、
やっぱりね、という思いと同時にええー?そりゃないでしょ。という思いも抱いております。

政府はリーマンを救済しなかった、この事実は大きい。

おまけにバンクオブアメリカがメリルリンチを買収ですって。
一夜にして2つの証券会社が消滅とは!!
米5大証券会社のうち、ベアスターンズ、メリルリンチ、リーマンブラザースがコケました。
後2つゴールドマンサックスとモルガンスタンレーは大丈夫でしょうか。
今週16日のゴールドマン・サックス、17日のモルガン・スタンレーの決算がありますね。

しかしバンカメがメリル買収、こちらは救済です。
このニュースは悲観するものではありませんが、
こうした金融再編の動きが今後も継続するものと思われます。
そうなると株にはとても手が出せませんね。現在ダウは285ドル下落となっています。

おまけに米保険大手のAIGがFRBに対し400億ドルの短期資金を要請した」との報道も。

どれもこれも歴史に刻まれるであろう大きなニュースです。

日本が祝日でお休みだというのもなんだかなぁ。
ウォールストリートジャーナルには、12日(金)に
ポールソン財務長官、バーナンキ議長、ガイトナーNY連銀総裁が30人の銀行トップを召集した
緊急会合から破綻に至るまで刻々と状況が記事になっていたようですね。
私は昼間のテレビのニュースでこれを知った次第です、、、。
明日の株式市場が悲観されますが、為替市場は?

一時ドル売りとなりましたが、、、ん?どっち?

原油先物が95ドル台までさらに下落、ドルの買い戻が入っています。
レパトリからのドル買い戻しの流れが続くならさらにドル高継続ということでいいのでしょうか?
先ほどワールドビジネスサテライトに出演されていた解説者はドル売りだとおっしゃてましたが。
ことによってはドル防衛の協調介入もあるかもしれないなんて言ってましたけど、
それってどのレベルのドル安?今はそのような心配はない水準にあると思うんですけど、、、。
見方は人それぞれのようです。ここからの戦略はあまり人の言うことを聞かないのがいいかも。

そしてクロス円はギャップダウンで週明けスタート、
このニュースに売られる展開続くも欧州時間からは揉み合いに入ったのか、下げ止まったのか?
それとも先週の爆上げの押し目と考えて、買って良いのかしら?うーーんどっち?

やはりリスク許容度低下からのクロス円売りと考えるのが自然かと思うのですが、
株式が大きく売られているように、
クロス円も大きく売られるという分かりやすい動きになっていないのは何故なんでしょう?
これは市場も迷っているということでしょうか。
これだけのニュースが飛び出したのに一方向に走らない、
株に比べて為替市場の強弱を読むのは難解ですね。

明日はFOMCですが 米債価格が急上昇、米FF金利先物は明日
0.25%の利下げが行われる確率を約80%織り込んでいるとか。
明日のFOMCは利下げがあるかもしれません。
原油が下げていますので利下げに躊躇はないでしょう。

また今週は独9月ZEW景況感調査、ユーロ圏9月ZEW景況感調査がでます。
アメリカもそうですが、欧州の指標も注視しておきたいですね。

こんな金融危機の荒波にとっこんでいって勝てるとは到底思えません。
今日ドル円105円で売って106円で損切りました、、、、。
一目の雲を下に抜けたのでいよいよドル円も崩れるものと予測したのですが、
何故か欧州時間からドル買いとなりました。
雲の下限107円くらいまでは上げるのかもしれません。
売るならそこからかしら?もしくはドルを買う?うーわからん。
しばらくは大人しくしていたほうがいいかもしれませんね。


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