昨日の金の急騰はやはりショートカバーにすぎなかったのか?!
昨日のNY金現物は一時、88.55ドルも上昇しました。
1日の上げ幅としては1980年1月に記録した85ドルを上回る過去最大の上昇。
これが「ショートカバー」要するに金の売り方の手仕舞いによる反動なのか、
それとも教科書的に説明される「セーフヘブン」資金の逃避先として
金がセレクトされているのか、今晩のNYが引き続き金上昇となるのかどうかに注目しておりましたが、やっぱり下げてしまいました。
当初は買われていて40ドル近い上昇もあったのですが結局反落しています。
個人的には金に資金が集まっても不思議はないと思っていたのですが、、、。
ドル不足から市場金利が跳ね上がっていたわけですが、
こうした混乱に歯止めをかけなくては、ということなのでしょう。
今日夕方に世界の主要6中央銀行が18日、
各国・地域の短期金融市場にドル資金を追加供給する新たな流動性対策を打ち出しました。
6ヶ国とは
欧州中央銀行(ECB)
米連邦準備理事会(FRB)
イングランド銀行、
日銀
カナダ銀行、
スイス国立銀行
これで多少落ち着きを取り戻すのでしょうか?
またSECが再び空売り規制を行うようですが、
これが効いているのかダウ平均は大きく上昇しています。
でも、、、現在のダウ下落の背景には実弾の売りだそうですから、
空売り規制はあまり効果がないのではとも見られているようですが、
このダウの上昇継続するんでしょうか?一時マイナス150ドルまで下げていたのですが、
今は400ドル超の上昇です。
※だいまんさんのナイトバードレポートによると
「共和党のシューマー米上院議員が、ポールソン米財務長官とバーナンキ米FRB議長と本日会談したことを発表。同議員は「本日中にバーナンキ議長の金融危機克服の構想を発表する」とした。」
ことがダウ急反騰の材料となっているようです。
今日のFOREXRADIOではYMTVの高野やすのりさんにお越しいただいて、
スワップの話、資金供給の話、金の話にSEC空売り規制の話に
今後のアメリカの金利政策の話に、と気がかり材料についていろいろとお話うかがいました。
是非オンデマンド放送を聞いてくださいね。
小手先の対策でこの信用不安が止められるとは思っておりませんが、
このダウの上昇に歩調をあわせるかのようにドル円も急騰しています。
何が発表されるのかはわかりませんが、なみなみならぬ期待。
内容如何では失望売りも?!とも思うのですが、如何せん売られすぎでしたので
発射台を引き上げる意味でも相応の戻りがあって自然かも。
しかし。
なんだか最近はNY前場と後場の動きがあまりに違いすぎて、、、
つまり我々日本人が寝てしまう丑の刻から朝方にかけて反転するケースが多くて嫌になりますね(笑)
かといって一晩中起きているわけにもいきませんし。
※CNBCによると、モルガン・スタンレーは、中国のCITICグループによる買収の可能性をめぐって交渉しているが、取引がまとまるかどうかは、確実ではないとしているほか、ロンドンを本拠とするHSBCも、モルガン・スタンレーの買い手候補に挙がっていると伝えていますが、リーマン・AIGのような衝撃とはならないと見られています。ここがこけたらさすがにやばい、やばすぎる。ということです(笑)
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