2008年9月28日日曜日

週末金曜にわけのわからない上昇を見せるパターンが続きますね。
先々週末はドル円が108円まで上昇して驚きましたが、
やはりこれがトレンドとはならずまた105.20円くらいまで押されました。
木曜には107円まで戻すも金曜夜には105円前半まで叩き落とされ、、、と、
見事に1週間105-108円のレンジをやっているわけですが、
NY引け際にかけては106円まで上げて終わりました。


ドル円だとちょっとわかりにくいかな。
クロス円を見ると、誰の目にも明らか。
金曜に上昇するパターンが2週続いています。

で、その上昇の要因は?

先々週は 整理信託公社(RTC)型の不良債権処理機関の設立構想発表 でしょうか。

では先週末は?

うーん、後付の解釈としては金融安定化策の承認期待かな。
でもロンドン時間で叩き売られていたクロス円があんなに切り返す程の材料がそれだとは思えません。
なにかしらの別のテクニカルな事情がありそうですが、


大きく見ればレンジ内の動きでも、動き出すと早いしボラもあるので、
目を離しているとちょっと肝を冷やしますね。

さて
その金融安定化法案、政府・議会が大筋合意とのニュースが
日曜夜21:00くらいに流れてきました。まだ大筋合意、正式発表はこれからです。

ということは?またもや

東京マーケットが始まる直前での爆弾投下?!

ポジティブ爆弾ならいいんですけど。ネガティブ材料になったらイヤだなぁ。。。
日本時間月曜朝7時までに結論が出るということです。
巨額の公的資金が使われる法案ですから、議会側の反発で難航しておりました。

しかし、、、合意しないわけがない。 と大倉さん。



先週金曜のYMTVでの大倉さんの話、皆さんもうご覧になりましたか?
番組では 金融案安定化策合意できるか否か。 
       投資銀行の消滅の意味
        そして今後のマーケット展望など
                     大倉さんにお話伺っています。
この9月に起こった様々な問題を整理して
明日以降の為替市場を読む!是非ご覧下さいね。

そうそう、金曜はアメリカの実質GDP-2Q確報値が下方修正されました。

+3.3% → +2.8%

やっぱり、、、って! それでもプラスですか。
3.3%の速報が出た瞬間は大倉さんとだいまんさんと焼鳥屋でのけぞりましたが、
3.3%は行き過ぎでしたね。しかし、それでもプラス成長です。
アメリカの経済は数字の上ではまだ強い。
ここんとこ、忘れないように市場と向き合わいましょ。
(確報値発表はマーケットへの影響はほとんどありませんでした)

また、週末にこんなニュースも。
株価が急落しているイギリスの中堅銀行ブラッドフォード・アンド・ビングレー(B&B)を
一時国有化後に大手銀行に身売りする案を英政府が検討。
実現すれば英国では今年2月の中堅銀ノーザン・ロックに続く2番目の国有化。
アメリカのドタバタの陰で欧州もいろいろとありそうです。
この混乱の次には欧州の衝撃が?!
いつまでたっても予断を許さない2008年、そろそろ10月です、、、。

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