2008年10月9日木曜日

歴史に残る1日ではないでしょうか。
しかし、今年はそんな日があまりに多くて困ります。
リーマン破綻もびっくりでしたが、今日は下げ幅が尋常じゃなかった。

①日経平均952円安
  昨年のサブプライムショックと呼ばれた8/17の下落をさらに上回る暴落
②ドル円100円割れ。
  ↓
②英、大手8金融グループに公的資金約9兆円一斉資本注入発表。
  しかし、下げ止まらず。
  ↓
③米欧6中銀が協調利下げ、政策金利0.5% 中国も同調
  異例の世界同時利下げ。FRB、ECB、BOE、 スイス、カナダ、スウェーデンの6中銀。
  他中国、アラブ首長国連邦(UAE)も同時刻利下げを発表。 
 (米欧協調利下げは米同時テロが起きた2001年9月以来ですが、
  これだけ広範な中央銀行が一斉利下げに踏み切るのは前例がないそうです。
  日本?のりしろないので下げられません。文句を言う方もいらっしゃいますが、、、、)
  ↓
※一時、ドル円98.60円から一時101.33円まで急反発。
  しかし、、結局下げ止まらず。現在ダウ217ドル安。ドル円再び100円割れ。

実は、各国協調利下げの瞬間はまだ帰宅していませんでした。
外出先で携帯メールにこのニュースが入ってきた時、マズイ!!
ドル円急反騰でドル円とキウイ円のショートが危ないかも、、、。と心配になったのですが。
帰宅して確認してみると、効果は限定的なものでした。もはや何をやっても止まらない?

G7での協調利下げはある程度予測できましたが、このタイミングとは。
週末まで待っていられないという緊急事態にあるということですが、
緊急の対処も焼け石に水のようです。
こうなるとG7では一体何をやるんだ?という不思議になってきますが、
先ほど入ってきた報道によるとポールソン財務長官もG7参加予定とのこと、
何らかの御願いをしにくると思われますが、ウルトラCは何?

この信用不安は何をもって終焉を迎えるのかという問いに
「日柄だ」と答える向きもあり、どんな対策を持っても時すでに遅し。
時間をかけて売り飽きるとか、下げ余地がないとか、
そういう極みに行かないことには終わらないとする見方も出てきました。

確かに日本のバブル崩壊は日経平均39000円アラウンドから7000円台まで
13年もかけて実に80%近い下落を演じたわけで、これを単純にアメリカに照らし合わせても
ここ1年や2年で終わるはずかない?

YMTVにもご出演いただいた三井住友銀行チーフストラテジストの宇野大介氏は、
「米株の底入れ時期はかなり先になるとみている。日本を例にとると、
日経平均は1989年12月をピークに下落し始め、
2003年にボトムアウトするまで13年かかった。これを当てはめれば、
NYダウのピークを2007年として13年プラスすると2020年ということになる。
クリントン政権で金融を国の基幹産業と位置づけその恩恵を15年間
享受してきたことからも、同等の期間、低迷が続いていもおかしくない。」
とロイター取材に答えています。

しかしこのまま戻りも入れずに下げ続けるのかしら、、、?
ドル円はまだしも、キウイ円やオージー円のチャートなんか
セリングクライマックスとも呼べる棒下げです。
キウイ円は一旦利食ってしまうことにしました。
また下げるにしても戻りも大きそうな気がするから、、、。
67.89円→60.18円仕切り。

しかしドル円は100円割れここからが本番。
これまでレンジが長かった分まだまだ下げ余地あると思います。
ということでドル円の100.89円ショートはホールド!

さて、明日は何が起こるかな?

そうそう、今日はラジオ日経マーケットトレンド。
デリバティブジャパン記者三谷さんにプラチナ価格の今後についてお話うかがいました。
お時間ある方はオンデマンド放送を是非。
マーケットトレンド コラム 番組

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