今朝テレビ「とくダネ!」を見て驚いたことがあります。
それは、先日可決した金融安定化法案の中味-。
皆さんもご存じのように、「リーマンショック」よりもマーケットのショックが大きかった
「金融安定化法案修正案可決ショック」
私がこれまで目にしてきた報道では「実効性に疑問がある」ために下落というものがほとんど。
実行には1ヶ月ほどの時間がかかるとされていましたし、、、。
あるいは1度否決されるなどのドタバタぶりに
アメリカの信認低下が顕著となったものと思っておりました。
ところが、、、。
この暴落の要因は、日本ではほとんど報道されていない修正案のトンデモ内容のせいだというのです。
当初、この法案は100ページ程度の内容だったものが、修正案はなんと400ページ。
内容がおよそ4倍に増えたそうなのですが、では一体どんなものが加えられたのか?
1.「おもちゃの矢 危険税の廃止」
え?なんですか、それ。
危険なので税率を高くしてあるおもちゃの矢の税金を免除するんですって。
2.「ハリウッド映画製作免税優遇」
は?これ、金融安定化策?
3.「ラム酒税、業者還元制度復活」
いよいよわかりません。
4.4つの州に限り消費税を国が負担
まあ、景気浮揚策とも言えなくもないですけど、なぜ4州に限って?
その州というのはテキサス・ワイオミング・ネバダ・フロリダ、、さて、どういう関連が?
テキサス州 ←ブッシュ大統領の地元
ワイオミング州 ← チェイニー副大統領の地元
ネバダ州・フロリダ州 ←接戦中の大統領選の激戦地
なるほどー選挙対策ですか!?
上記3つに関しても 現在議員らの要求のあるもので、こうした要求をしている議員らの
賛成票確保のためになんでもかんでもOKだから可決票を投じてよ、ね?!!と
根回しをしたということです。どさくさに紛れてなんでも通しちゃって票をかき集めたということです。
当初案はそれほど変更がなく、可決のために上記のような項目が加えられただけ?
この修正の中身が判明したことで、
「一体何をやっているんだ?!」「、、、こんなことしか出来ないのか?」と
全米で大問題になっているようです。
そして株は叩き売られ、、、ダウ平均は1万ドル割れへ。
こうした実情が日本にはほとんど報じられていないので
この可決後の下落を酷く不思議に思っていましたが、ようやく納得がいきました。
アメリカも選挙が大事、、、、なわけですが、
それにしてもアメリカの首脳陣が取り決めた法案を通すのにこれだけ苦労するとは。
ますますアメリカの今後に不安を残す報道でした。
あ、昨日ドル円ショートしましたが、ちょっと早かった?じゃなくて遅かった?
やはり戻っています。あれだけ下げれば戻るわよね、、、
わかっているのに何故売ったのかしら。と反省しつつも、
103.50を超えることはないだろうと耐えております。
まさか昨日の下落がセリングクライマックスなわけないですよね?
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