2009年1月26日月曜日

週末にかけては120円どころか119円も割り込んだポンド円。
ポンドドルも2001年10月6日1.3682を割り込んでしまって、1.3502まで下落。
私が見ているチャートではポンドドルも史上最安値更新?!に見えるのですが、
ちょっと調べて見ますとポンドドルの史上最安値は1984年の1.11台らしい。
さて、ポンド円が史上最安値を更新したように、対ドルでもポンドは沈んでゆくのか
踏ん張りどころとなっています。

金曜のNY大引けにかけては一旦反発して戻りが入っていますが、ここで下げ止まったか?
いやいやこれはリバウンドでしょう。
ポンド円が120円を一旦割り込んだ後、
125円まで大きく戻して投資家を惑わせてから再度叩き落されたように、
安値サポート割れの事実は大きいものと見ています。
追随買いは禁物、、、ですが、売るなら高値をひきつけてという局面でしょうか。

このブログでもたまに取り上げる著名投資家ジム・ロジャーズ氏が
またまた面白いことを言っています。
Asahi.comで見つけた記事ですが「イギリスは終わった」と発言して
ブラウン首相を怒らせています。

「英国は終わった。持っていた英通貨ポンドはすべて売ってしまった」。米国人の著名投資家ジム・ロジャーズ氏が最近こう発言したことに、ブラウン英首相までが反論し、英で議論になっている。
ロジャーズ氏は、投資家ジョージ・ソロス氏とファンドを立ち上げた後、独立。最近は原油価格の上昇や米投資銀行の抱える問題を早くから指摘していたことで知られる。ロジャーズ氏は英経済について「もう終わりだ。北海油田の原油は今後なくなっていき、金融街シティーもめちゃくちゃだ。英国は売るものが何もない。もう英国には投資しない」と発言した。
これに対し、ブラウン首相は23日、「金もうけしようとしている投機家の言葉を気にしながら我々が政策運営をしていると思ったら、それは大きな、大きな間違いだ」と不快感をあらわにした。
英金融大手「ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド」の著名エコノミストも「(議論は)厳密さを欠いている」と公開書簡を出した。 英国では、RBSが19日に最大280億ポンド(約3.4兆円)に
上る損失を08年通期で計上する見通しを発表。英政府が、巨額の追加金融救済策を打ち出すなど混乱が続く。英ポンドも急落。23日には1ポンド=118円台をつけ史上最安値を更新した。
~後略【ロンドン=尾形聡彦】


ちなみにロジャーズは先般日本のテレビ出演時のインタビューで

ドル円は69円になると発言。
他にも昨年10月から再び中国株を買い始めたと発言しており、
なおかつ、どの中国株も売っていないとしていますのが、
それは塩漬けてるってことなのかしら?
それとも新規で売りしかけてないということなのかしら?
原油を買っていることも明らかにしており、
次の10年のどこかで200ドル超えという見通しをしています。
金持ちにしかできない悠長な投資法ですのであまり参考になりませんが。

ロジャーズがポンドを手放した!!と大慌てでポンドを売る必要はないにしても、
買う材料は全くといって良いほど見当たりません。
総悲観の時こそ買いだとか言って、
この相場をドカンと買うことができればカッコいいと思うのですが(笑)
それはやはり無謀か?!
しかし、こんなどん底に落ちた頃になって「俺、ポンド売ってたよ」だなんて、
どんな意図があっての発言でしょう。
ポジショントークではないにしろ、わざわざこんなことを言う必要があるのかしら?
ひょっとすると買いでポジション持っていたものを手仕舞っただけでなく、
新たにショートポジションを大量に仕込んでの発言かしら。。。
とかなんとかいろいろと穿った見方をしたくなる、ちょっと面白い発言でした。

ポンド円、122.円を割れてきたら売ってみようかしら?

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