2009年2月4日水曜日

悩ましい展開が続いています、、、。

ドル円もポンド円も買値を挟んで上へ下へ、すっかりレンジ入りとなっています。

今日の東京時間では日銀パワーでドル円、クロス円上昇となったのですが続かず。
日銀が「金融機関保有株式の買い入れを再開する」と発表したことで、
株価が下支えされるとの期待からリスク許容度が高まるだろうとの連想からの動きでしたが、
一時的なものに終わりました。
日経平均は結局48円安と3日連続での下落。
足元の企業業績の悪化懸念の方が強いということか。
結局89.90円まで上昇したドル円も再び押し戻されてしまいました。

本日注目を集めたのはオーストラリアの政策金利。
大方の予測通り4.25%から1.0%引き下げて過去最低の3.25%にすることを発表。
灰汁抜けからか直後は56円後半から57円後半へ1円程度買われましたが、これも続かず。
昨日豪ドル最安値は昨年10月の55.09円と書きましたが、
ロイターデータだと55.11円ですって。
これは1983年の変動相場制移行後の最安値になるのだそう。

今日のところはこれを試すような下落はありませんでしたが、
まだ安心できる環境ではありませんので、当面はこのサポートが守られるかどうかに注目!
声明では「インフレは今後も低下を続ける公算が大きい」とのコメントがあり、
以降の利下げについての言及は特になし。利下げはこれ以上ない、
あるいは、あってもそれほど下さげないと取ることもできますので、
最安値面あわせとなれば売りではなく買いで責める場面なのかもしれません。

書いているうちにドル円が下がってきたーーーー。何コレ?

89円割っちゃった。一方でユーロドルでユーロが買われています。
何かユーロに強材料でも出たのでしょうか?耐える、耐えない?
直近安値88.80円割らなければ大丈夫なはず。もうちょっと耐えますーー。

ポン様に関してはもう黙って自分の見通しを信じて持つことに。
今ファンダメンタルなんてアテにならないもの。
煮え切らない動きはいつまで続くでしょう?!
5日木曜日には英中銀、ECB理事会、南アフリカ中銀から政策金利が発表されるほか、
金曜には雇用統計なんてオオトリが控えてますけれど、、、、。

だいまんさんが2月から毎週月曜にYMTVで週間展望をされることになったのですが、
皆さんもう今週分、ご覧になりました?
そこで使われた資料から一部情報をお借りしましょう。

イギリスは既に1月0.50%の利下げを実施して、1.50%と英中銀歴史以来の低金利を実現したが、利下げ幅予想より小幅に留まったとの見方も残り、先週ハト派のブランチフラワー英中銀政策委員が、「迅速な追加利下げが必要かもしれない」と述べており、市場のコンセンサスは利下げの可能性となるが、急落したポンド相場を目の当りに見ており、サプライズは据え置きとなる可能性もありそう。
ECB理事会では、前回の理事会でトリシェECB総裁が2月の利下げを否定したことで、混乱が生じているが、その後同氏はこの発言のもみ消しにやっきになっており、逆説的には、フランスの賃金ストなどの影響もあり、サプライズ的な利下げ(現在2.00%)となるのか注意しておきたい。
だいまんの週間テクノ・トレンドから)

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