2009年5月14日木曜日

大倉さんのブログを覗くと昨日はいろいろと材料があったのですね。
まずは英FT紙が「米国はAAAの格付けを失うリスクがある」と報じた事。
、、、本音を言えば、いまだトリプルA扱いってのはおかしいよねーと
皆が思っているような気がしてなりませんが、しかし現実的にはそのポジションを
失ってしまうと大変なことが起きてしまう?!恐怖から誰もがそれについて言及しないで
おいたようなもの。しかしやっぱり無視できないということか?

そもそも格付け自体どうなのよ?!って話もありますが、やはり噂レベルにしても
アメリカの格下げが取り沙汰されるようになったことには
ちょっと大きな意味があるのかもしれません。

そして英BBC放送で民主党「次の内閣」の財務相を務める中川正春衆議院議員が、 
「民主党が政権を握ったら、ドル建ての米国債は購入しない」と発言したというニュース。

これでドルが対円で売られたという報道もありますが、
野党議員の発言がマーケットに影響するというのは、世界が政権交代機運にある中、
日本もそうなるだろうと見る向きが多いということかな?

しかし、この発言内容はちょっと衝撃モノといいますか、、、
どんな意図があるのか
今日のFOREXRADIOでだいまんさんにどういうことか聞いてみます。

またGMが部品メーカーへの支払い前倒しを決定したそうで、
これが、破産法適用の可能性が高まっているとの見方に繋がっている模様。
(6月2日の支払い予定が5月28日に前倒し)
結論は6月1日に出ますが、もうチャプター11適用というのは
マーケットの意識レベルでは織り込みつつあるように思いますが、
実際マーケットにどこまで織り込んでいるかは疑問。
本当にそうなれば破壊力はもっと凄まじいのではないかしら。
一時的にしてもね。

また米4月小売売上高が大幅に悪化した事も重なっており、ドル売りが進んでいます。

 そしてユーロ。
ウェーバー独連銀総裁が「現在の政策金利水準は適切」とコメント。
7日のECB理事会でトリシェECB総裁が「金利はこれが下限とは決めていない」
と発言していますね。
それからスロベニア中央銀行総裁の
「ECBによるカバードボンド購入規模は600億ユーロを超える公算だ」
ドイツ連銀総裁の「カバードボンドの購入額上限は600億ユーロ」
といった発言を見てもユーロ圏の政策足並みがそろわない。
これが嫌気されてユーロが売られたという見方も。

そしてポンド。

出ました四半期インフレ報告。
経済回復のタイミングと強さは不確実、
英、世界経済はさらなる衝撃に脆弱である
となんとも暗い内容。ポンド売りに繋がりました。

というわけで昨日のポンド円ショートは助かりました。
日中148円どころまで上げてロスカット目前でしたがヒットせず。
今朝144.33円で利確しました。
また一旦146円から147円どころまで反発しそうだもの。
150円からの下落の過程でも、
146円台→149円
145円台→148円
と何度も大きく買い上げられる場面が。

つまり今回も
144円台→147円までの戻りがある。
という単純な発想ですが(笑)
次は147円近くでショートしたいとおもいます。

じゃあ今買ってもいいじゃない、という話もありますが、
この相場でロングするのは怖いですよー

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