2009年7月24日金曜日

いや~今日のクロス円高は一体どういうわけでしょうか。
昨日ポンド円154.50円で売ろうか売るまいか悩みましたが
売らなくて良かった。。。

円高に行く!と思った理由が日食が雲に遮られたからなどという
全く説得力のない思いつきに過ぎなかったことを思うと、
果たして戻り売り戦略でいいのだろうか?と躊躇したのが
売り参入を見送った理由。

これほど戻るのなら買いで攻めたかったところですが、
既に今回の円高局面の飛び込み台水準(20日月曜の高値)を
上回っているのでこれは「戻り」ではなく、
「買われている」ものと思われます。

誰が買っているの?!
答えは今朝のだいまんさんのレポートにありました。

7月24日には、野村アセット・マネジメントや
UBS・グローバル・アセット・マネジメントの設定が予定されている。
ほぼボーナス・シーズンのものとしては、最終的なものとなるか注意しておきたい。
野村アセット・マネジメントは、「新興国消費関連株投信」で上限1000億円、
UBSは「UBS 世界公共インフラ債券投信」の毎月分配型と年2回型で、
豪ドル、ブラジルレアル、南アフリカランド、トルコリラで各1200億円程度の設定。
~中略~
兎も角一時的な為替相場に下支えになるとの見方。

今日のFOREXRADIOでもだいまんさんに解説いただきましたが
こうした外モノ投信の設定を明日に控えた外貨買いが入っているのでは?
そうか、、、このニュースを甘く見ていたわ。
こんなに円売りになるなんて。

ちなみに新興国投信なのに何故ユーロ円やポンド円なんかも買われているの?
さらに、投信設定が何故円売り要因になるの?
なんていう素朴な疑問にはFOREXRADIOでだいまんさんに
詳しい解説をいただいていますのでオンデマンドで確認して置いてくださいね。
今日の日経新聞にも「通貨選択型投信相次ぐ」という記事がありました。
株や債券の投資収益に加えて高金利通貨の金利収入も狙うスタイルの投信が
人気だという記事。
1月に野村アセットが設定した7通貨から選ぶ仕組みの
「米国ハイ・イールド債券投信」が人気を博し、
この5月に残高4500億に達して販売停止となっていることで
これに続けと類似投信が設定されているのでしょう。

こうした投信設定は為替市場の需給に関わってきますので
円売り圧力になる。こうしたことを覚えておいて損はないですよね。
私は今日ノーマークでした、、、、。
※ちなみにジム・ロジャーズ氏は今後5年は円をかわないのだそうです。

しかーし、だいまんさんのレポートは続きます。

逆に言うとこの設定が終わってしまえば、8月は閑古鳥が鳴くことは間違いなく、
「7月最後の堅調なクロス円相場」にならなければ良いと思われる。
 また、7月前半にも見られた現象だが、こういった期待感でクロス円を買うと、
募集に満たないというケースもあり、梯子を外されるケースがあるので注意しておきたい。

8月には大きな投信設定の予定がなく、これがこれ以上クロス円買いの材料として
継続するものではない。さらに、明日になって設定金額に満たなかったということでもあれば
先行して買われたプレミアムが剥げ落ちるのでは?ということですね。
むむむ、、、では今晩あたりの高値でクロス円売りというのはひとつ
チャレンジしてみてもいいのでしょうか?

でも、ダウ平均が9000ドル回復で株が強いんですよねぇ。
このところ株と為替があまり連動しない動きとなっているとはいえ、
今日あたりのクロス円の買いは、米株堅調の楽観ムードも手伝っているようです。
H&S裏切ってのまさかの上昇となった形のダウ、このケースは強いのだそうです。。。
しばらく株高、クロス円高続くのかな、、、?!
ポンド円がこんなに買われると思っていなかったので
今次なる展開が浮かびません。
こんな書き方だと、いつも閃きだけでディールしてるみたいですよね(笑)
、、、まあ、そんなものなんだけど。

というわけで今夜はノーポジ・・・・

ドル円94.80円でショートしました~♪

何故ってそりゃ閃きですよ(笑)
95円は重いんじゃないかってそんな程度の。
もちろん、明日の投信設定材料が剥げ落ちるというヤマかけもあって。
ポンド円はちょっとボラが激しいので見送ります。
昨日の152円台から今157円って。。。コワイ。

最後にBloombergで拾ったこんな記事。

ウォール街には再び幸福な日々が戻ったようだ。
驚くことではないが、23兆7000億ドル(約2233兆円)という
史上最大の金融救済劇の真っただ中においても、
米最大級の銀行は彼らの危機以前の古いビジネスに戻りつつある。
トレーディングと大きなレバレッジに頼るビジネスモデルを採用している銀行は、
引き続き金融システムに対し大きなリスクをもたらし得る。
米政府が「大き過ぎてつぶせない」という信条を掲げているほどなのに、
われわれはこの1年間から何も学んでいないというのだろうか。

以下詳細は

ちなみに、出そろった米金融大手6社の4~6月期決算は全社の最終損益が黒字
米金融大手がそろって黒字になるのは2007年4~6月期以来

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