2009年9月12日土曜日

ドル安が止まりません。
ドル円は91円割れ。
何度も跳ね返されてきた91.70円付近で多少の抵抗も見せましたが
気がついてみるとあっさりと。
でも走るという感じじゃなくて、ずるずる~って崩れ方だから
逆張りで買い向かった人も多かったんじゃないかしら?

私が保有してたポンド円ショートはかなり苦労しましたが、
今日のドル円の底割れで助かりました。
だって、、、、昨日の思わぬポンド高。損切りしようかとかなり悩んだわ(笑)

昨日10日(木)BOEは政策金利を現行の0.50%に据え置き決定。
資産買取プログラムを1750億ポンドで据え置くことも発表。
一部には規模を拡大するとの思惑もあったらしくて、
声明後にポンド買い優勢となりました。

しかし、これを材料にトレンドが出来るとは思えず。
ドル円がじりじり円高になると読んでいたので、耐えました。
そして今日151.91円で仕切りましたー!
駄目ね・・・・当初150円割れくらいまで見ていたはずですが、
アゲインスト状態が続くと、薄利でも一旦逃げたくなったりしません?
とりあえず、一旦楽になりたかった(笑)
その後151.円くらいまで下げてるんだけど・・・・。

それと、さすが水星の逆行期、凄いボラタイルな値動き。
ドル円での円高トレンドは終わってはいないと思うのですが、
一度大きく戻りを入れてきそうな予感。
ここからの新規での突っ込み売りはモチロンNG、
一度利食いを入れる局面ではないかと。

止まらないドル安にしても、ちょっともたついてきたでしょ。
(キウイだけは別。キウイドルの猛伸は一体何?!
 ボラードさんの木曜の「NZドルは過大評価されすぎ」と言った声明は
 まるで無視されてます。)

次の一手はちょっと様子を見てから、、、、かなぁ。
これだけ動いている相場でも、セレクトする通貨を間違えて
あまり利益を出せずにいるのが悔しいのですが、
利益が大きく取れたドル円、ストレート通貨にしても
ここから追随するには勇気がいりますもの。

日経新聞あたりが「ドルキャリー」という表現を使っていますが、
もしこれが永続的トレンドとなるようなら、長い事ドル安が継続する事と思いますが、、、。
ドル安の背景には、「出口戦略」発動が大幅に先送りされるとの観測で
ドルLIBOR金利が過去最低を更新していることも大きな要因とされています。
ドルの調達金利の大幅低下で、ドルキャリーが活発化、これが
米国株式市場や金市場、資源国通貨などに流入している模様。
キウイって資源国通貨とは呼べないと思うのですけれどね・・・。

そうそう、気がついたらドルスイスが1.05ドルをスコーーンと割りこんじゃいましたね。
スイスフラン急騰です。まあ、どの通貨に対してもドルが滅多売りな地合いですもの、
別段驚く事じゃないのですが、この1.05ラインってスイス当局が死守しているものかと
思っていたのでちょっと拍子抜け。
1.05が近づくと繰り返し介入を行ってきたスイス当局ですが、今回は諦めたのかしら?
どうも、昨日スイスフラン売り介入のウワサが駆け巡ったようですが、
これを意識するあまりに介入がないのに介入と勘違いされるような
動きに乱高下する場面もあったようです。

*追記 介入が繰り返されてたのってドルスイスじゃなくてユーロスイスだったっけ?!
     ユーロスイスは1.50がサポートで介入が入るパターンでしたが
     まだそのラインまでには余裕があるようです。現在1.51ドル
     
個人的には一国がこのドル安の流れを阻止することに匙を投げた(ように見える)ことは
今後のドル安のスケールの壮大さを物語っているような気がしてなりません。
ここは戻ったら(調整したら)このトレンドに乗らない手はないのではなかろうかーーー?!
キウイのボラード総裁無視の上昇を見ても
止まらないドル円での円高を見ても
ドルキャリーはここから本格化するのかもしれません。

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