2009年9月16日水曜日

リーマンショックから1年。
まさか政権交代が実現しているとは思いもよりませんでした。
あの後アメリカでも大統領選があって政権交代したんだっけ。

未だにリーマンを潰したのは間違いだったとの指摘も根強い中、
世界は大量の資金供給で急場は凌いだかに見えます。
しかし景気が回復している実感はなく、供給された資金が株や商品などの
マーケットに流れ込んできただけのような気もします。
それってハリボテでしょ。
って慎重論が燻る中でのダウの年初来高値更新、
金は1000ドル台値固めのような強さですし、
原油は再び70ドル台に乗せてきています。

ただ、昨今のドル安進行には不穏なものを感じずにはいられません。
ジャブジャブになっちゃったドルなんて欲しくないってことでしょ。
ドルの価値の希薄化は金やエネルギー高に繋がります。
現在は投機による上昇なのかもしれませんが、
これが一度インフレだとの認識に変わってしまえば
未踏の領域に入ってくるのでは、、、?!
原油は時折需給が焦点になりますし(今はほぼ無視だけど)
高すぎると株価にも打撃なので、あまり上げられないかもしれませんが
金は上がっても困る人が少ないものね。
インフレが囃されるととんでもないことになるかもしれません。

おっと、今日書きたかったのはこんなことじゃないの。

民主党政権下では「円高容認」なのか?!ってことを書きたかったんだっけ。
いよいよ今日鳩山内閣が発足。
為替市場の関係者の最も大きな関心は財務相。

就任直前の今日午後、外国為替市場の円高傾向について
「緩やかな動きであれば介入には反対だし、介入できない」と発言。

これを受けて1ドル91円近辺で推移していたドル円が90円近くまで下落。
マーケットには大きなインパクトとなりました。

共同通信記事によると財務省幹部は為替介入についてコメントを控えるのが通例で、
藤井氏の発言は異例。 でも藤井さん、ちょっと前からこんな発言を繰り返してましたよね。
藤井さんのご経歴をみますと、

藤井氏は1993年8月に発足した非自民8党連立の細川護煕内閣で大蔵大臣に就任。
直後の同月17日、財務省が公表している91年5月分以降では当時の過去最高額となる
2002億円の円売り・ドル買い介入を実施。
戦後初の100円突破が迫っていた円高・ドル安を100円35銭で食い止め、
ひとまず反転させた経緯がある。

ということですので、一部には介入実行力のある人物との評価もあります。
現に、

藤井氏は3日、ブルームバーグ・ニュースとのインタビューで、
為替介入は基本的に「あまり乱用すべきではない」が、
投機的で「異常」な動きに対しては「介入してもいいというのが1つある」

と述べており、こうした発言をうけて

野村証券の池田雄之輔外国為替アナリストは、
鳩山由紀夫次期内閣で財務相就任が有力視される藤井裕久民主党最高顧問が
約16年前の蔵相時代と同様に、外国為替市場での円売り介入を決断する公算があるとみている。
日米欧の通貨当局がドル買いの協調介入に踏み切る可能性も否定できないという。
(Bloombergから)

どっちなんだろうなーーー
今日の報道の方向は「藤井氏発言円高容認」といった色が強かったのですが、
異常な動きになれば話がかわってくるというわけですね。
これまでの自民党政権が継続していたなら、
異常な動きでも介入は出来なかったのだろうか?
そもそも、異常な動きって?!
レベル感なのかな。85円割れとか・・・・。
政府・日銀は04年3月を最後に、為替市場介入を実施していません。

そしてドル円やっぱり90円にはなにか潜んでいる模様。
そうやすやすとは割り込みません!!
今は再び90円半ばまで切り返してきています。

90.58で買ったドル円ロング。昨日91.50くらいまで上がったのですが、
今日は藤井さんのおかげで台無し・・・・。
もっともっと上がると見ていたので利食わず置いておいたら
コストにおいておいた逆指値ヒット、利益ゼロです(泣)
もう一度買いなおそうかしら・・・

ポンドドルショートは継続中。
ショートした後暫く担がれてましたが、昨日ポンド独歩安局面がきて助かってます。
理由はキング総裁が「準備預金の金利の引き下げについて検討している」と発言。
一段の英金融緩和観測が高まっています。ポンドはこのまま下げるんじゃないかしら。
ただ、ボラタイルなので時折ヒヤヒヤする上昇をはさみますけれどね。

明日のFOREXRADIOはくりっく365の唐鎌氏がゲストです。

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