2009年11月3日火曜日

荒れましたね。いろいろな意味で・・・。

まず金曜の急落。株式から始まったようです。
ダウの急落からドル円クロス円での円高が激しく進みました。
米ノンバンク大手CITグループの破たん懸念や(実際破綻しました)
著名アナリストが『米シティ・グループは今期100億ドルの
評価損を計上する見通し』とのリポートを出したということなどが嫌気された模様。
ドル円は再び90円割れとなりました。

先週木曜までの段階ではリスク選好の買い相場は継続しており、
GDPの数字も調子がよかったことなどから
調整の下落すら完了したかと思っていましたので、これは想定外。
ただ、ポジションメイクには自信がなかったのでノーポジでした。
・・・助かりました(笑)
自信がないというのもひとつの「勘」ですものね?!

勘良く?!金曜の急落には被害なくのんびり過ごせるはずでしたが、
土曜になってランド円レート騒ぎで知人からメールで質問され
いろいろ調べているうちに気になって気になって、、、。


マーケットメイカーが提示した価格が全てであるというのなら
マーケットメイカーがどんな勝手なレートを出しても文句が言えないのが
投資家の立場です。ですから、どう考えても市場動向とは関係のない
おかしなレートが採用されてしまう仕組みであってはならないはず。
市場動向からランド円8円台のbidが提示されたというのなら
インターバンクレートも他のOTC取引のレートも
それに近いものにならないとおかしいですものね。
しかも下がったのはbidのみ。Offerは11円台というスプレッドで
こんなことが起きたのが取引所取引のランド円のみ、なんて話ですから
誰がどう考えても何かの間違いとしか思えません。
ところがこれは修正なしで幕引きされそう・・・。
被害にあった投資家の皆さんは到底納得がいかないものと察しますが、
それがルールなら、そういう市場だとして対峙するしかない、
つまり、流動性の低い市場で納得のできない値動きによる損害があっても
救済されないのだ、ということを肝に銘じて取引するしかないといということです。
リスクも当然ですが、ハンデもあるのだ、と。
でも、、、これがドル円やユーロドル市場で起こったことなら、
同じ対処だったのだろうか?
いや、流動性の大きなマーケットでは決して
起こり得ないことだったのではないでしょうか。
これはマイナー市場が狙われたのでは?
なんてことをいろいろと考えて過ごした週末で休んだ気がしませんでした。
通常週末は為替のことを忘れる事にしているのですが。

明日は日本市場が祝日でお休みなんですけど、
今週は休んでる場合じゃないのよね。
明日3日から4日はFOMC。緩和政策に変更があればインパクトに。
5日にECB・BOE。英中銀は29日に1750億ポンドの
資産買い入れプログラムを完了したと発表しましたが、
委員の中には拡大すべきとの声もあるようです。
拡大の発表があればポンド売りですって。
週末の10月の米雇用統計が最大のイベントですが、
その時点までに相場がどの方向に傾いているかが重要。失業率10%乗せはあるか?!
予想は9.9%ってとこみたいですね。
6日7日はG20。為替が議題に上がることはないとされていますが、
ECBがドル安について何か発言するとこかなんとかいう報道もありましたよね?!
ということで11月に入った今週、CITの破綻、ランド円問題と波乱の幕開けから
息をつく暇もありません、、、、。

ユーロポンドはここからちょっと強そうね。

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