大変な1週間となりましたね。
何故こんな円高となったのか?!
だいまんさんと大倉さんにこの動きの背景をうかがいました。
ドバイショックとも呼ばれた今回の円高、
ドバイの政府系の投資持ち株会社ドバイ・ワールドと、その不動産子会社のナヒールの
債務返済の一時凍結要請がきっかけとも解説されていますが、このニュースが出たのは
東京時間木曜の午前。個人的には木曜日の東京はこのニュースが原因という感じでは
なかったように思うのですが、、、。
さらに金曜の東京時間、朝の衝撃的な円高進行、
大倉さんによると、輸出の大きな売りがあったとの情報も。
某自動車大手という話もあるようですが、思ったよりも
車が売れたためではないかとのこと。
よくよくチャートを見てみると、今年後半は月末に向けて円高が進行するパターンも確認でき、
だいまんさんは輸出の売りが月末に処理している可能性もあると面白い分析。
このあたりはYMTVでのやり取りをご視聴いただきたいのですが、
何故月末になってしまうのかという担当者の心理なども推測できて興味深いところです。
となると12月の動向も気がかりですが、、、、
自動車販売支援がなくなってからの自動車販売が落ち込んでいるという話もありますからね。
にしても、この円高水準で売らなくてはいけない企業の苦悩も透けて見えます。
ドバイショックなどの最中、一刻でも早くしないと、、、、という焦りでもあったのかしら?
と邪推してしまいます。朝イチでの大玉ですものね。
さらに、今度の円高局面では色々な噂が飛び交いました。
閣僚会議が行われており、介入に向けて話し合いがあるのでは?
ECBが緊急利下げするのでは?
緊急声明があるのでは?
日銀によるレートチェック、介入準備か?
市場の関心の高さが伺えます。関心というか、動揺というか・・・。
さらに、藤井財務相の発言の変化。
「一方的な偏った動きで異常」と断じ、日本経済への影響について
「過度な円高は害の方が大きいことは間違いない」と負の影響の方が大きいと明言。
明らかに「口先介入」と見ていいと思います。
これが功を奏したか、単純に売りが途切れたかわかりませんが
朝方の急落後には反騰して、現在は86円台後半まで戻しています。
この円高局面では藤井さんだけでなく、
野田財務副大臣・菅国家戦略相・直嶋経産相・古川副大臣・亀井郵政金融担当相までもが
円高について発言しており、その内容がばらばら。
これには大倉さんもだいまんさんも言いたいことがいろいろあるようで・・・。
さてここから。
介入はあるのか?!
今回のデスマッチはデスマッチらしくなりました。
大倉さんは状況によってはあり得る。
だいまんさんは出来ない。(理由は番組で確認してください)
お二方の見方をじっくり伺っています。
今回はオヤジギャグも暴走気味でしたが、介入を巡っての白熱した議論と、
今後日本がデフレを脱却すすためにとるべき経済対策についての議論は大変勉強になりました。
だって、マイナス金利なんて話が飛び出すんですもの。
マイナス金利政策を採ると何が起こる?!過去に例はあるのか?
いろいろが考え方があるんですね、、、。
これは出来るか出来ないかはまた別の話ですが、何が起こるかわからないのが経済の世界。
昨年のような金融ショックも、今回の金の高騰も予測できていればなぁってことは色々ありますよね。
いろいろな可能性を想定するっていうのは大事な話だと思います。
そして、ドル安。
ドルインデックスはもう凄いことになっちゃっているんですが、
アメリカはどこまでドル安を容認するのか・・・。
だいまんさんのドルインデックスから見るドルキャリーの今後も
必見です。
私も今回の円高は全くもって想定外でしたので
89円台でのドル円ロングは87円割れで
きれいさっぱりロスカットされており、惨敗です。
ポンド円を147円でショートしたものは146円後半ですぐに
手仕舞っており、完全に選択ミス。切るのはドル円ロングのほうでしたね。
ポンド円はそのまま持っていれば8円近い利益だったのに(笑)たらればトーク・・・・。
今回の反省点は、自分のシナリオに固執してしまったこと。
流れが変化した時にマイナスになっているポジションを切れなかったこと。
(基本中の基本なんだけどなぁ)
さっさと切ってドテン売りでも充分いけた相場でした。
でも、こんな急降下ってあんまりないんだけどね。
ここからは一旦は底入れで反騰するのでしょうけれど、
それも何処まで戻せるのかで次のシナリオが変わるものと思います。
ここから思いっきりロング!!というやり方が数年後に大きな資産を形成する
可能性もある水準だとは思いますが、それをやるならレバなしの外貨預金かな。
戻り高値の水準によってはまだ79円台を目指す円高のシナリオも
消えてはおらず、円高トレンドが終了したとは現時点ではとてもいえませんものね。
戻ったら売り。下がったら買いのトレーディング相場となるのでしょうけれど、
今は惨敗後で何もやる気が起こりません(笑)
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