2009年12月4日金曜日

ドル円は88円、あるいは今日のFOREXRADIO
大塚さんが指摘した88.50円辺りで頭打ち、
再度ドル売り、円高トレンドに戻るのでは?と思っていました。
いや、まだそのシナリオは捨ててはいません、生きていますけれど、、、、。

何が気がかりって、今日のECBの内容。
金利は勿論据え置きですね。
これは誰の予測も裏切るものではなかったでしょう。
問題はその後のトリシェ総裁の記者会見です。
共同通信のニュースを引用します。

資金供給の打ち切り表明 欧州中銀、出口戦略へ

【ロンドン共同】欧州中央銀行(ECB)のトリシェ総裁は3日の理事会後の記者会見で、政策金利で期間1年の資金を金融機関に供給する措置を12月で打ち切る方針を表明した。日米欧の主要国・地域の中でいち早く、異例の金融緩和を平時に戻す「出口戦略」に踏み出す。

 ユーロ圏(16カ国)の景気が回復傾向を強め、金融市場が安定してきたためで、期間6カ月の資金供給も来年3月でやめる。トリシェ総裁は「(金融危機の深刻化に対応して始めた)すべての流動性対策が必要ではなくなった」と理由を説明。政策金利は、過去最低の年1・0%のまま据え置くことを決めた。

 総裁は同時に、2010年の域内総生産(GDP)実質成長率予測を0・1~1・5%とし、最高で0・9%とした9月の判断を上方修正した。デフレ懸念も後退しているが、失業率が高止まりするなど先行き懸念が残っていることから、他の流動性対策は当面継続。利上げも慎重に判断し、金融緩和策を段階的に縮小する考えだ。

で、出口戦略?!って解釈でいいのかな?!

であれば今回のECB理事会で出口戦略に迫るコメントが出てくることを
予測していた向きは少なかった、というよりほとんどいなかったと思うのですが。
マーケットの反応はやはり、ユーロが売られ、ドルが買われるというもの。

ドル円87.80円近辺→88.50円近辺
ユーロドル1.5135ドル近辺→1.5065ドル近辺

でも、地味だなぁ。資金供給の打ち切りってインパクトないのかしら?
もう供給する必要がほとんどないのが実態で、今辞めようと、ちょっと前に
辞めていようと変わらないって話なら、「出口戦略」って言葉には驚くけど
内容的には意味のあるものではないのかもしれません。
ただ、私はこのニュースのヘッドラインにとても驚いたのですが・。・

もし、この「出口戦略」という言葉がじわじわマーケットに浸透してくるなら
ユーロドルは短期的には天井をつけた可能性だってあるんじゃないかしら、
って思うのです。
ユーロが下がったことで(つまりドル高となったことで)
先ほど金価格もマイナス圏に沈みましたが、
金にも相応の調整があってもおかしくないでしょうから
これがそのきっかけになるのかな、と思ったり。
それにしては反応が一時的で今はもうかなり地味な動きなんですよね。
マーケット、参加者いるのかしら。
クリスマス休暇ですものね、もしかしてほどんど誰も見てない?!

となると、、、ですよ。
しばしドル高が来ると思うのです。
そうそうドルインデックスもキワでなんとか踏ん張ってます。
ここから反騰したって不思議はない。
となると、、、、ですよ。
ドル円だってもっと上がるかもしれない?
なんて思ってみたり。

また自分のシナリオに酔っちゃうと失敗するので
ここでエイヤーとポジション取ったりはしませんが(笑)
(まだ自信が回復しない)
ドル円を安易に売るのはちょっと危険かなと警戒中。

となると、、、ですよ。
クロス円は下げるのかな。。。。?!

んーNY時間はもうモヤモヤと動きがなさそうなので
明日の東京勢がどんな反応をするのか注視することにしましょう。
明日って雇用統計だよなぁ。

さてFOREXRADIOは今日から大塚亮さんと新プログラムスタートしました。
たられば?!
ネーミングの由来は是非番組の中でご確認を。

【人気ブログランキングへ登録しています。応援ありがとうございます。】

※本レポートにて豊トラスティ証券株式会社が提供する投資情報は、あくまで情報提供を目的としたものです。したがって銘柄の選択、売買価格などの投資にかかる最終決定は、弊社の重要事項説明を十分にお読みいただき投資家ご自身の判断でなさるようにお願いします。

※また、本ブログ内にて提供される情報は豊トラスティ証券株式会社が信頼できると判断した情報源をもとに弊社が作成したものですが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、豊トラスティ証券は保証せず、また、いかなる責任を持つものではありません。

※ブログ内容についてその表現や記述、データその他に関しましては、著作権法などの法令により保護されており、個人の方の私的使用目的以外での使用や他人への譲渡、販売コピーは認められていません(法律による例外規定は除きます。)。

以上の点をご了承の上、本ブログをご利用下さい。

運営:豊トラスティ証券株式会社