2009年12月10日木曜日


昨日フィッチがギリシャソブリンの格下げを発表しましたが、今日はS&Pがスペインを格下げ。
ムーディーズはアメリカとイギリスに対し格下げリスクの警鐘を鳴らしたりと、格付けがテーマでユーロやポンドが売られる展開となりました。

意外にこのテーマは長引くことが懸念されている模様。ギリシャはA格からの格下げということで、今後投信などのポートフォリオから外されるようなことが出てくるとユーロ売り要因として影響するかもしれないそうです。

ユーロドルは移動平均90日線がかろうじてサポートしているようですが、
1.4590あたりにある雲の下限にも接近しており、
ここを下抜けると一段安の可能性も充分に考えられます。
だいまんさん、大倉さんがユーロの天井を指摘していましたが
(転換レベルはお2人の見方、若干相違はありましたが)
その見通しどおりの流れとなってきました。
これがちょっと大きな調整だというのなら、もうそろそろ
ユーロが切り返さないといけないレベルに来ているものと思います。

ドルの巻き返しがまだ続くのか、それとも戻りいっぱいで
またドル安に戻っていくのか・・・・

ドルインデックッスはこれまで長いこと上値を抑えてきた
75日線を確りと上抜いてきており、ちょっとドル高のトレンドが
来るんじゃないかって予感がしませんか?
もっと長いチャートで確認すると、78ポイントから80あたりまで
戻っても不思議はない形に見えます。

となると、ドル高のトレンドはもう少し継続。
ユーロドルは残念ながら底抜け・・・・じゃないかな。

なーんて思うのですが、ドル円はわかりません。。。。
ドルよりさらに強い円。円高のリスクはまだ消えていないようです。

今日発表された日本のGDP改定値、なんですかアレは・・・。
年率換算、速報値が4.8%増だったものが、1.3%増へと3.5ポイントの大幅下方修正。
結局18年前の水準に低下したことになります。
で、今日何故さらに円高進行しているの?
よくわかりませんよね。

モヤモヤしていたら、だいまんさんのナイトバードレポートに
なるほどコメントを発見。引用します。

(略)~人口減で、生産水準が回復しない中、雇用をある程度維持しながら企業が、賃金抑制でカバーする日本的な体質も影響しており、デフレ深刻化で、経済規模が更に萎縮している形となった。ただし、それでも円相場は堅調を維持している。デフレは、人々が将来の不安や雇用喪失、賃金の伸び悩みを受けて、物を消費しないことが大きな理由と見られるが、言い換えれば、「物の価値」が下がり、「お金の価値」が上昇していること。つまり「円が高い」状況が日本のデフレによって、助長されていることになる。 通常外国為替市場では、金利通貨が、価値を上げ、金利の低い通貨が売られる傾向が強いが、これも海外からの投資需要が要因で、日本の場合は元来海外のからの投資資金の流入が少ないため、こういった理屈が成り立たない。逆に本来、日本からの海外投資が、円安を招いている側面が強いだけに、デフレによって、日本が海外投資を引き上げるレパトリが増加することや国内需要で賄えない分だけ、輸出に生産を振り向けるという悪循環が、円高を招くという一種「デフレ円高」の姿がうかがえる。その面では、今後も円相場が強い状況が続くと考えたほうが無難となりそうだ。~後略(FXSCナイト・バード)

なるほど!!日本には海外からの資金流入が少ないという構造が問題なのね。
これまでは日本の投資家が高金利通貨を求めて海外投資を行ってきたのだけれど、
(これが円キャリーでの円安要因だった)
このデフレ不況でレパトリのほうが優勢で円安になりにくい。
さらに国内で車などのモノが売れない分、海外で売り上げた利益の
円転での輸出売りが頭を抑え続けている。というわけか。

私にはドル円やクロス円のほうが難しい相場に見えるのですが、
単純にドルの行方を占うだけでなく日本の構造的デフレの要因まで
あわせてみないといけなかったということで、
さらにわかりにくい動きとなっているわけですね。

今はストレート通貨を手がけるほうがいいかも。
狙いは1.4730ドルでのユーロドルショート!
どうかしら?

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