2009年12月17日木曜日

出口戦略、、、、とまでは行かないですが、
FRBは確実にその方向に焦点を定めて動きだした
ことが確認出来た内容とでも言うのかな?
昨晩未明のFOMC金利据え置きは予想通り。

注目の声明においても
「インフレは当面抑制された状態に留まる」
「長期に渡り、異例の低金利は正当化される」
とこれまでの金融政策スタンスを維持。
そして見逃せない変化が一点。
大部分の特別流動性供給策を来年2月1日で終了させる、
これが効きました。
引き締めへ一歩ということでドルが買われ、ユーロが1.4500割れ。
米10年債利回りが急激に上昇したりと、アメリカの政策の変化に
敏感に反応しました。

また、ECBリッカネン氏が「すべての緊急流動性供給措置はもはや必要ない」
「流動性を段階的に吸収へ」「ユーロ圏の経済は底打ちした」(そうかな?)
など出口戦略的発言をしているのですがユーロ売り止らず。
ギリシャ・スペインなどの懸念に続きオーストリアの大手金融機関
ヒポ・グループの国有化の懸念も浮上するなどユーロ圏には危険な火種が
あちこちで燻っている印象。今回のリッカネン氏の発言もとってつけたようで
逆に不自然で、この発言でむしろ売り込みたくなる天邪鬼もいるのではと思ったり。

しかしながら、こうして材料を並び立てて調子に乗っているときが
一番危険なのよね、私的に(笑)
ユーロドル1.4418ドルで手仕舞いました。
本当はまだユーロは長期的に下げると思うのですが、
一旦巻き戻しもありそうですし。。。(巻き戻しの勢いにビビッて
利益がなくなるころに買い戻すなんてパターンからは卒業!!)

ドル円も、もうないかも、、、と思っていた90円台まで値を伸ばし、
早速、菅国家戦略担当相が為替が1ドル90円に近づき良かった、などと
呑気な発言を飛ばしています。

90円台は売りよね。だって構造的な円高なんだもの。。。。
と今度はドル円売りに乗り換えようかと画策中。

でも、週足なんかを見ると95円くらいまで戻りを入れても不思議はないような
気にもなってきてちょっぴり躊躇中。
ポジション作ったらまた報告します。

なんでも、明日外貨投信の設定がたくさんあるなんてニュースも目にしたところ。
こういうのは具体的にはわからないんだけど、、、どうやって調べたらいいのかな?
それから、中国外為管理局が「外貨準備は質の高い資産へ分散」と発言した模様。
この場合、何が質の高い資産だと思いますか?
債券はこのところ格下げの話ばかりでしょ。
株式はじゃぶじゃぶの過剰流動性からのミニバブルでいつ崩れても
おかしくないように思いますし。ひ、ひょっとして日本株?!(ないよね)
通貨で質が高い資産って思い浮かびません(笑)
やっぱり金のことなのかしらね。
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