2009年12月23日水曜日

今晩は親友とディナー。時間を持て余したのでもう1本。
(飲みすぎたら夜ブログが書けないので今のうちに・・・)

今年2009年の米株はじめ新興国株の力強い回復、商品価格の高騰、
誰がこんな回復劇を予測できたでしょう?!
総悲観の中で年があけ、
年初から春先まではあらゆる評論家らが戻り売りを推奨していたように思います。

ところが、ちゃんと予測してた方がいるんです。バイロン・ウィーン氏ってご存知?!
元モルガン・スタンレーのシニア市場ストラテジストで、
ヘッジファンドのピーコット・キャピタル・マネジメントのチーフ市場ストラテジスト。
この方が毎年年初めに発表する「今年のびっくり10大予想」と言うのが凄いんです。
毎年話題になるのですが、今年の予想が凄いんです・・・・。検証してみましょう。

バイロン・ウィーン2009年びっくり10大予想

・ S&P株価指数は1200ポイントまで上昇 (現在までの高値12/4の1119P)
・ 金は1200ドルに上昇 (今年の高値は1227ドル)
・ 原油はバレル80ドルまで上昇。
  一部商品は2008年度の安値の倍を付ける(原油は82ドルが高値)
・ ドル円は75円、ドルユーロは1.65ドル
  (これはターゲットちょっと及ばず。でもドル安を予想していたことは正解)
・ 米10年債利回りは4%に上昇。市場の懸念はデフレからインフレに変化
  (3.93%くらいまで上昇しました、インフレ懸念はまだか?)
・ 中国の成長率は7%超。株式相場は反騰。消費拡大へ(周知の通り)
・ 金融業からの税収減でNY州が財政破綻の危機に
 (カリフォルニアは聞きだけどNYってのはまだ深刻なニュースはないかな)
・ 米住宅着工は秋に底打ち。(4月が底かな)
    第3、第4Qの実質成長率はプラス(下方修正されるも3Qはプラス)
・ 米貯蓄率は3%を超えない。消費は戻り、クリスマスは過去最高の売上高に
  (これは残念。アメリカの貯蓄率は伸びていて日米逆転。5月には6.9%)
・ オバマ大統領はイラク撤兵ペースを遅らせ、アフガン増派
                     (最近アフガン増派に踏み切りました)

ひとつふたつは仕方がないとしてもどうです、この的中率。
これを知っていれば・・・・なんて思ってしまうでしょ。

ちなみに2008年のびっくり10大予想
・ 米国は2001年以来の景気後退(2四半期連続のマイナス成長)に陥る
・ FF金利は3%以下
・ 失業率は5%以上
・ 個人消費は精彩を欠く
・ 主要500社の年間ベースでの減益
・ 年後半にかけてのドル安
・ 原油価格の1バレル115ドル到達
・ インフレ圧力の高まり
・ 中国株式の急落
・ オバマ氏が第44代米大統領になる
ホントにオバマ氏が大統領になりました。
米国経済のリセッション入りや失業率の急増、個人消費の低迷など見事な予測です。

毎年注目されるウィーン氏の大予想。今年も昨年も年初に目にした記憶はあるのですが、
その後すっかり忘れておりました。ウィーン氏はこのびっくり大予想を1986年から始めています。
来年2010年のウィーン氏の予想が出たら印刷して壁に貼っておきましょ。

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