先週末の満月と変化日は、ドル円・クロス円の買い転換を示唆していた?!
と判断していいものかどうかまだまだ手放しで喜べない昨今の相場。
でも、今夜の上昇はかなり力強いですね。
転換と呼ぶからには相応の上昇を期待してしまいますが、
この時期は特殊要因からの円高圧力が強いので気が抜けません。
そうねぇ、せめて92.50円くらいまでないと転換とは呼び難い・・・。
ポンド円なら149円かな。最近の地合いではそこまで行くとは思えないんだけど、
この上昇のトリガーを探るとあながち楽観論も捨て難い気がしてきました。
今晩のきっかけは1月ISM製造業景況指数。
事前予想が55.5のところ、58.4と好結果。6ヶ月連続で50を上回りました。
構成項目の「雇用指数」が前回の50.2から53.3へと拡大し2006年4月以来の高水準を記録。
この雇用指数は週末の雇用統計の指針となることから、雇用統計に対する予想が一気に改善に
向かうと予想され、リスク選好型の動きが復活したというわけです。
これが本当に雇用統計まで期待で上がり続けることとなれば1週間上がるわけですから
相応の上昇となることも期待できないこともないわ!!どうかな?
先週末のGDP速報値(※)には度肝を抜かれましたが、終わってみればダウ平均も安値引け。
ドル円クロス円も意外と上がらぬまま週末を向かえ、今日の東京時間はギャップダウンスタート。
一体何が起きたら心理好転となるわけ?と辟易とした気分でしたが、
まさかあのGDPの数字よりも今晩のISMで好転するとはね。
※ 第4四半期GDPは5.7%、2003年第3四半期6.9%以来の好数値。
さらに1月シカゴ購買部協会景気指数は61.5、2005年11月62.2以来の好数値。
ミシガン大学消費者信頼感指数確報値は74.4(速報値72.8から上方修正)
先週末までのムードだと米系指標の結果より中国がさらなる金融引き締めを行うことへの
警戒が強かったように思います。
実際春節2月13日~19日の公休日後にはなんと利上げを実施するとの見方も出てきています。
オバマ大統領の新金融規制法案と中国動向がテーマだった先週までと、
今週はテーマが変わったのかもしれません。今週は「雇用統計」に向けての心理戦です。
これに関係してくる米系指標には注意が必要ですが、
中国だの規制案だのという他のニュースはそれほど意識されない可能性も?!
オージー円も79円割れすれすれまで下げましたが、この反発で80円台に確り乗せて来ました。
でも明日2日12:30にRBA政策金利発表が波乱要因となるかも・・・。
なんだか0.25%の利上げ予想が大勢となっているようですが、
この地合いでホントに上げられます?!利上げがなかったらやはり失望売りを覚悟でしょうね。
しかし、サイクル的にはどういう結果となろうが、
今日から上昇スタートということになっていますから?!(笑)
失望で売られたところが買い場かもしれません。
雇用統計までロング勝負。雇用統計で売りというのが今週のざっくりした戦略。
ざっくりしすぎだよねー。おやすみ。
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