2010年4月6日火曜日

ようやく調整らしい下落が確認できる動きとなってきました。
結果だけみると今週月曜のギャップアップのスタートで売っていれば
それなりに値幅がとれたことになりますが、それでも頭と尻尾の全てを
食べたところでようやく1円になろうかという程度。(ドル円)
売ったところでなかなか利が乗らず、
押し目を待つには値動きがおとなしくてイライラしちゃうわね。

今晩はこの後のFOMC議事録が注目とのことですが、
個人的には昨日のNY市場で、米10年債利回りが
一時10か月ぶりとなる4%の大台に乗せたにも関わらず、
ドル買いとはならず、ドルに調整が入っていたこと。
景気回復期待が先行している地合いのいい相場ならドル買いに繋がるでしょ。
雇用統計相場で上げすぎた反動で反応しないだけという見方もできますが、
これが財政悪化への懸念が膨らんでいるのだという見方をすれば
リスク回避的動きに繋がる前兆と見ることも出来るのでは?
とちょっと慎重に考えてしまいます。押し目買いスタンス継続としていますが、
金利上昇でも上がらなくなってきたという流れが続くようなら
スタンス変更することもありますもの・・・。

今、ドルブルより鉄板なのはユーロベアのようです。

ギリシャはIMF支援を回避するためにEU首脳会議での合意の修正を求める
という報道が飛び出したり(これはギリシャ政府が否定しましたが)
昨日5日付の英テレグラフ紙が
「ギリシャの富裕層や企業が海外へ資本逃避させており、
ギリシャの銀行が打撃を受けている」という記事を掲載、
ギリシャリスク再燃でユーロが一段安となりました。
戻り売りを狙っていたのですが、どうも売りそびれちゃってこの下落乗れていません・・・。
個人的注目のチャートがユーロオージー。もうね、ダダ下がりです。
2009.1月から月足陰線15本目。凄まじいチャートですが、
でもまだまだ下げるわよ、きっと。金利差だけ考えてもそうですけど、
現在ひとり勝ちのオーストラリアと
もはや崩壊の2文字が取りざたされ始めたユーロです。
まだ1.45台にあると考えた方がいい。

そうそう、今日ドルカナダがパリティ(等価)到達となりました。
2008年7月以来の1米ドル=1カナダドル割れ。
カナダも資源国ですものね、オージードルの騰勢をみれば
カナダドルが上がってもなんの不思議もないですよね。
これまではアメリカに近い国として一緒に弱気されていましたが、
今はオーストラリアと同じカテゴライズで投資家の関心を集めているのです。
カナダは6月に利上げに踏み切るという予想が出ていますので、
パリティ割り込んでさらに米ドルが下落していくトレンドが継続しそう。

そして資源国通貨の雄オーストラリア。
今日政策金利を4.00%から4.25%へ引き上げ。
金融危機後すでに5回目なんですねぇ。
声明文でも「本日の決定は(平均的な水準への)更なるステップだ」と
まだまだ今後利上げがあることを示唆しています。
スワップ狙いでの買いも十分妙味ある通貨となってきました。
ユーロオージーなんてまだまだ売られるでしょ、やっぱり。。。

とういわけでオージー、カナダ強気。
欧州売り。円売り。という大局観ははっきりしているものの、
相変わらず入場のポイントがつかめず今日もただ眺めております。
ポンドはちょっと分かりません。
やっぱり下がってきた!と昨日売らなかったことを後悔したりもしてますが、
今、選挙絡みのちょっとした材料で大きく買われたりするものね。
追いかけて売るのも怖いわ・・・。今、ポン様は手出し無用ね。
って、、どの通貨も見ているだけじゃない(笑)
チャンスが到来しないことにはむやみにポジションとらないことを覚えましたので
もう少し様子をみることにします。
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