2010年4月15日木曜日

今日のバーナンキ氏議会証言で金利政策について言及があるらしいという噂はメドレーレポートが発端でのお騒がせだったようですね。

詳しくはYMTV「まる金のここがポイント」
T&Cフィナンシャルリサーチの荻野金男さんの解説を。

しかし、荻野さんによりますとメドレーレポートはもうメドレーさんは書いてない。実際に書いているのは日本人だったりするとか。
年間700~800万円もする高価なレポートですが
2.3年前にメドレーは会社を売却してしまっているということです。
ですからもう神通力はないはずなのに、、、、。

議会証言が始まってから多少為替市場のボラは上がっていますが、
かといって一方向に大きく走る風でもないですね。
ポンドドルが強いってことぐらいでしょうか・・・。

またなぜ先週末、EUが電話会議なんかでギリシャへの融資を決めたのか。
これまでも幾度もEUの要人達は顔を合わせて支援策を話合っているはずですが
なぜあのタイミング?なぜ電話会合を受けての決定なのか?
皆さん不思議に思いません?
この裏にはこんなことが・・・。

ギリシャの富裕層が100憶ユーロくらい海外に資金を持ち出してしまい
これに困った4大銀行が政府に資金融資を要請した。
これが8日のこと。これでEUは緊急に電話会議なんかで
具体的支援の決定に踏み切らざるを得なかった。

ということのようです。
しかも、EU各国の支援の比率(どの国がいくら出すのか)って詳細は
まだ決められておらず、これでまた揉めるのでは?と見られています。
基本的にはECBの出資額によって決まるとされていますが、
ドイツ28%、フランス21%、イタリア18%、オランダ6%、スペイン12%
などとなっているのですが、イタリアやスペインは自分のところも危ないのに、、、
ということで大筋合意とはいえ、まだまだ分かりません・・・。

ということで、ユーロは上昇していますが、大底をつけたとは考えにくい。
え?ポジショントークかしら(笑)

議会証言の内容が明らかになってきました。
ロイター記事によると

バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長は14日、上下両院合同経済委員会で証言し、特に建設部門の弱さなどにより米経済は引き続き圧迫を受けていると述べた。
バーナンキ議長は証言原稿では、政策金利について短期的な見通しや「長期間」低水準に維持するとの方針には言及せず、さらなる成長の阻害要因を中心に説明した。


ということで、ドル売りが加速しているようです。
トーンとしては弱い。「ガス抜き」でしょうか、昨日ダウ平均が新高値更新してました。
株価の上昇を望むも、バブル的急上昇にならないように
時折「慎重論」で水をさしてますね、最近。

ということで、こうした発言受けて
ユーロが買い戻されてる。。。。ポンドドルでもポンドが一段高。
ドルカナダはパリティ割れから反騰することなくそのままカナダ買が継続していますね。
ドル円はというと、かといってそれほどドル売りという感じでもないみたい。
93円を割り込むような下落にはつながっていません。

荻野さんの話だと外国勢は完全にドル円を押し目買いスタンスに
切り替えているようですから、あまり積極的に円高を想定しないほうが
いいみたいです。最近のチャートを眺めていると93円割ったら買でしょ。
次に割ったら買う!!

だからユーロドルはショートで耐えてて問題ないと思うんだけどなー。
なかなか下がらないですね・・・。

お暇ならコチラも→マーカー原油 WTIとブレント鞘逆転って?!
人気ブログランキングへ
【人気ブログランキングへ登録しています。応援ありがとうございます。】

※本レポートにて豊トラスティ証券株式会社が提供する投資情報は、あくまで情報提供を目的としたものです。したがって銘柄の選択、売買価格などの投資にかかる最終決定は、弊社の重要事項説明を十分にお読みいただき投資家ご自身の判断でなさるようにお願いします。

※また、本ブログ内にて提供される情報は豊トラスティ証券株式会社が信頼できると判断した情報源をもとに弊社が作成したものですが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、豊トラスティ証券は保証せず、また、いかなる責任を持つものではありません。

※ブログ内容についてその表現や記述、データその他に関しましては、著作権法などの法令により保護されており、個人の方の私的使用目的以外での使用や他人への譲渡、販売コピーは認められていません(法律による例外規定は除きます。)。

以上の点をご了承の上、本ブログをご利用下さい。

運営:豊トラスティ証券株式会社