2010年6月30日水曜日

虎の尾を踏んだ?!
昨日のblogでハッキリしない相場で相場不快指数も上昇中なんて
書いたのですが、相場の逆襲に呆気に取られてます。
何故今日の東京時間からあんなに崩れるかなぁ(笑)
どんな相場でも投げちゃいけませんね。
油断していると意表を付いて動き出します。
雇用統計の週ですが、雇用統計を待たずして
こんなに動きが出始めるとは。

なんだかこのところの相場をすっかり苦手意識丸出しで見ていたので
全く何も思い浮かばずにいたのですが、
冷静に振り返ってみれば、今週末の雇用統計は悪いだろうって
予想も出ているのですし、雇用統計前に下げる可能性って十分に
あったとも言えます。
また、オージー円の日足チャートなぞを見ていても、
一目の雲に阻まれてるなーこりゃこの雲が上値を抑えるだろうな。
とかぼんやり考えていたのですが、だからオージー円をショートするって
ところにまで頭が回らないというか、決断が出来なかったのは、解らないと
決めてかかって見ていたことが結論をシンプルに出来なかったことと、
今回の円高が来る前までのクロス円の堅調さに、すっかり「押し目買い」思考が
刷り込まれちゃっていて、そいいう思い込みが邪魔をしていたものと反省しています。

やはり相場を見る時には、「今」をちゃんと見なくてはダメ。
流れと仲良くしなくちゃいけないのに、買うことにばかり意識が
奪われていたように思います・・・・。

どうも良い材料が見当たりません。
今日の円高の背景には上海総合指数が大きく下落し年初来安値を更新したことや
「ドバイ政府系企業のドバイエアロスペースがエアバスとボーイングに対する
航空機発注の引き渡しを延期するかキャンセルする可能性」とした一部報道に
ドバイエアロスペースの資金繰りへの懸念が浮上したことなどがあるものと思います。
地合いがよければこのドバイ発のニュースなどは無視されるものと思いますが、
ムードが悪い時には何でも材料にしてしまう。
ちょっとこのところリスクに過度に敏感になってきたように思います。

、今日はユーロ円が107円台に沈み2001年11月以来の安値を更新。
ユーロ円は2000年に88.90円と現在のドル円レートと
ほぼ同じ水準にまで売り込まれていました。
その後2008年7月には169円まで上昇するのですから、
なんともダイナミックな動きですよね。
そしてその高値からたったの2年で107円、、、、。
チャート的には完全に下落トレンドの中にいますが、
次の節目ってサイコロジカルしかなくて105円とか100円とか?!
88円台だったことを考えれば100円ってのも不思議はない水準ですので
ユーロ円は戻ったら売りで攻めたいと思います。
今頃言い出すのもかなり遅いのですけれど(笑)

ドル円はそろそろ下げ止まるかと思っているのですが怪しくなってきた?!
先程88.20円近辺にあった5/6の大きな下ヒゲを一時下回っちゃいました。
6月の消費者信頼感指数が予想62.5に対し52.9と悪化、
ダウ平均が崩れてNY時間に一押しありました。
残すサポートは2008.12~2009.1の87.12円と87.13円の下ヒゲ、
これがサポートされなければ、今回の金融危機の大底84円台。
まさかここまではないだろうとは思います、、、。

と、ここまで書いてサッカーに夢中になりblog中断。

うううー無念。

とデスクに戻ると、ドル円88.60円くらいまで
戻してきていますね。これが下ヒゲとなって底入れ完了となるか否か。
週末に雇用統計があるのでなんとも言えませんが、
個人的にはドル円はこのレベルで下押し完了となるような気がしているのですが
まあ、あまり決め込んじゃダメですね。柔軟に。

ユーロドルは1.2170ドル近辺が
今回の底入れからの反発に対して半値押し水準ですが、
今日の下落で見事にこの水準に到達しています。
こちらもドル円と一緒でさらに下落して1.2170ドルを割り込んでいたのですが
下ヒゲとなって戻されています。さて、この半値押し水準から再上昇できるか、
あるいはこのまま下落が続くのかの分岐点、ドル円と同じで
キワの攻防を明日以降どうこなすのかに注目ですね。

ユーロ円の売りだけはスタンス決まってるけど、
その他はちょっと明日以降の流れを見てから。

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