参院選の結果って今日のマーケットに影響したのでしょうか?
株式市場では「政局の流動化を懸念した売りに押された」
なんて解説されていますが
商いは低迷したようですし、為替市場では
「政局の混迷から円安へ」なんて解説もありましたが
それであるなら株価にとっては必ずしも
売り要因とならない面もありますよね。
結局円売りが進んだのも東京時間午前中までで
午後からは一転円高進行で上げ幅をすっかり削ってしまいました。
選挙の結果がどうとか、現時点では
あまり関係ない動きなんじゃないかと思います。
今後の政局次第で動きが出ないとも言えませんが・・・。
今日の為替市場で材料で動いたというならユーロ。
今日7/12発行のドイツのシュピーゲル誌が
「欧州の銀行ストレステストは、最悪のシナリオで独連邦債に
一定の条件の下で2.3%のヘアカットを適用。
各国のヘアカット:ギリシャ20%、ポルトガル11%、アイルラン
ド8.6%、スペイン6.7%、イタリア4.9%」
と書いたと報道されるとユーロが売り込まれました。
これを材料にドル円も上がったんじゃないかと思います。
選挙結果じゃなくて。
ストレステストの結果が公表されるのは来週末23日金曜日ですが
これまでの楽観が悲観に変わるのかどうか、期日が近づけば
これをネタにユーロが動きそうですね。
ユーロドルは底入れから大きく戻りを見せていますが、
ユーロを積極的に買っているという状況ではないでしょうから
ショートカバーでしょう。
であれば結構ショートカバーも進んだものと思われ、
新たなユーロ売りポジションを作りやすくなっている
と見ることもできます。
また、ユーロ・円では本邦輸出企業の売り遅れ状態が解消されて
いないと言われていますので、現在のユーロ円のレンジ上限
113円程度まで上昇したら再度
ユーロ売りが強まる可能性が高いと思っています。
一目の雲がガッツリ上を阻んでいますよね。
というわけでユーロ売りが面白そうだと思ってみているのですが
ドル円が日足でボリンジャーの中心線で頭を叩かれて
ダレてきたのが気がかり。ドル円が下がるってことは
ユーロドル上がっちゃうってことだしなぁ。
ドル円はこのまま90円を目指すとも考えにくく、
どうも相関性を考えると
今すっきり見えてこないのが正直なところです。
ポン様はなぜだか強い。
先週のBOE では金利の据え置きと資産買取枠の据え置きを発表しており、
依然として回復の鈍い経済状態を露呈したように見えますが・・・。
ポンドドルは1.52で頭打ちで反落してきたのですが
今日夕方からは上昇基調に。1.50台を回復しています。
明日13日にはイギリスの6月の消費者物価指数が発表されます。
BOEが目標とするインフレ率2%を1%以上上回る状態が
既に5ヶ月間続いていて今回また2%を上回る数字がでれば
半年連続での3%台乗せとなることから
利上げの議論が高まるとの見方があることが
ポンド買いの要因かな?と思ってみてます。
※市場予想は+3.2%
逆にこの予想に満たないということになれば、
今買われているポンドが
崩れてくるんじゃないかな・・・・。
というわけでポン様の戻り売りってのにも注目してます。
※メモ
米財務省は8日、貿易相手国の為替政策に関する半年次報告書を議会に提出。
中国に対する「為替操作国」の認定を見送った。
報告書の提出は、外圧を嫌う中国に配慮して自主的な人民元の切り上げを促すため、
報告書の提出を当初4月15日の予定から約3カ月延期されていた。
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