昨今の為替市場のテーマはドル安、
そして今週の雇用統計を睨んでの相場が始まっているのかな。
ドル安が止まりません。
ドル円は86円台を割り込み年初来安値を更新、底が見えません。
ユーロドルは1.3261ドルまで上昇、下手に値ごろ売りした向きは
思いっきり踏まれてしまていますね・・・。
かといって、ここから買うのは非常に怖い水準なので
手も足も出せません(笑)
ドル売りの要因となるようなニュースも出てきています。
このところはダウは底堅くなってきています。注目されているのは
債券市場でしょうか。
今日ドル円が86円を割り込む下落となった時には
時間外の米2年国債利回りが0.55%台を割り込み、
0.5420%あたりまで下落しました。このレベルは過去最低圏。
金利低下がドル安を加速させています。
ウォール・ストリート・ジャーナル紙が来週のFOMCでFRBが
MBSや国債の買い入れを検討するといった内容の観測記事を書いています。
また、今日は野田財務相が
「為替の過度な変動や無秩序な動きは経済・金融に悪影響」
「市場が為替相場を決める」などと発言。
昨日は峰崎副大臣が為替の水準についてあれこれ言わない方がいいとか
なんとか言っていましたが、最近当局者からの発言が増えてますよね。
この矛盾、明らかに昨今の円高を意識してのものでしょうけれど、
介入も視野にマーケットの関心を集めています。
だって、今日の野田さんの発言を受けて円高が加速してしまいましたもの。
「市場が為替相場を決める」☞ 「介入はしない」ってな風にマーケットには
受け止められたわけですね。余計なことは言わないに限ります・・・。
米系指標も冴えません。
6月中古住宅販売成約が発表されましたが、
前回の数字は▲15.6%、今回はなんと▲20.1%へ悪化!!
マイナスはこれで2ヶ月連続です。
米要人発言も冴えません。
ガイトナー財務長官
「失業率は再び上昇する可能性がある」ですって。
今週雇用統計発表があるのに、このタイミングでネガティブ発言って?!
悪い結果になることが分かっていての牽制なんでしょうか。
現時点での雇用統計の失業率は先月の9.5%に対し、
今回は9.6%に悪化するのではないか、という予測となっています。
ドル安は決して株価を下げるものではないので
ダウはこのまま上昇していくような気がします。
テクニカル的には好転しているようにみえますし。。。
だからといってリスクオン相場というわけでもなさそう。
今は株価に注目というより、金利に注目という感じ。
それによるドル安がどこまで行くのかがテーマなのでしょう。
先程、1.31929という高いところでユーロドルを買ったところ。
ブログを書いているうちにユーロドルが下がってきたので
絶好の押し目とみた!!
でも、こんな高値からの参戦なので、コストで撤退は厳守し、
1.33どころが見えてきたら仕切っちゃうことにします。
(一瞬売りたくもなったのですが、流れに逆らわないことにしました。)
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