2010年8月19日木曜日

今日のドル円は85円前半をウロウロするばかりで、

一層の円高を試すにも買い戻されるにもパワー不足と言った感じでした。
催促相場もひと呼吸入れてからということでしょうか・・・?
連日テレビや新聞で円高についてのニュースを目にするようになり、
この方がテレビに出演されると目先の風向きが変わると言われている
(ご自身がそう仰っている)若林氏がモーニングサテライトに出演しても
まだまだ円高リスクが去った実感はないですね。
まだそのクライマックス感がない。

そうこう言っているとアストロロジー的には20日からまたしても
水星の逆行期に入ってしまいます。。。波乱の予感。

前回のこの期間にはあのまだ原因が謎な1000ドル暴落がありました。
5月6日でしたね。確か5月11日までが水星の逆行期間に当たっていました。

特徴としてはトレンドが見極めにくく非常にボラタイルとなる・・・・。
つまり、騙しが多くなる時期でもあります。
また誤発注や通信システムトラブルなんかも起きやすくなる
ということで、より分かりにくく注意が必要な時期になります。
ただでさえわかりにくいのにな、、、
騙しが多くなるボラタイルな相場に入っちゃうのか。
何だか意味不明のドル急騰とかがきて
すわ介入か?!と皆が慌てて円売りに転じたところで
頭叩かれるとか、そんな仕掛け的な動きを演出する向きも
出てきそうだわ。と妄想。

どちらにしても円高の最終局面には差し掛かっているものと
思われますが、このクライマックスでは売り方と買い方の
壮絶な騙し合いと総力戦が繰り広げられるものと思われます。
それがこの水星の逆行期に起こって、その後はジリジリと
円安に向かうのではないかと考えているわけですが、
そのクライマックスまでは「戻り売り」戦略継続ということになるでしょうか。
















介入への思惑があちこちで聞かれますが、
今日の民主デフレ脱却議連事務局長である金子参院議員の発言には
ちょっと閉口してしまいますね。

・「2008年9月のリーマン・ショックまでは1ドル=110円ぐらいだったので
 110円が望ましいが、介入で持っていけるとは思っていない」
・「ついこの間までは95円だったから、
そのあたりを目標にするということも考えていくべきだ」

え・・・・?
ついこの間のドル円レベル?!

ついこの間のレベルが目標って?
リーマンショック前のレベルが望ましいって?

何を根拠に望ましいというのか、、、、
この発言だけでみると
時期的な尺度で今より前のほうが円安だから良かったって
言っているだけに過ぎません。

そもそもドル円のレベルに適正水準なんかないんですよね。
マーケットが作り上げている価格が全てであって、
それがある意味適正であると判断されたものです。
ですから、目標のレベルとか適正であろう水準を発言するというのは
ちょっと違うような気がするんですよ。
確かに今の円高で日本経済は疲弊しています。
断固として政府、当局が同じ認識を持って円高阻止の
スタンスを表明し、なんらかの対策を講じなくてはならないだろうと
いう水準に到達してしまっています。
発言に至った、つまり危機意識があるというのは賛同できる姿勢ですが、
でも、「この間のレベルまでの円安を目標にする」ってのは
あまりにも浅い。管さんが90円半ばが望ましいとドル円のレベルに
具体的に言及して失敗したことを、もうお忘れになったのでしょうか・・・。
忘れた、というよりそれがよろしくないことだという認識がないのかな。

また金子氏は日本単独での為替介入について
「日本政府として今の水準がとても受け入れ難いという姿勢を示すために必要だ。
単独だと効果も低いということもよく分かるが、
今、そういうことを言っているような危機感のなさでいいのか」
とも述べています。

単独でも介入をすべき、そういう姿勢を示さねばならないという声が
あることに関しては色々と議論されるべきと思いますので、
それが出来るか出来ないか、正しいか正しくないかは別としても
こうした発言をすることには意味があると思っています。
しかし、そのレベルにまで言及する必要はなかったと思うのですが・・・。

ということで、今、日本は介入するのかしないのか、という議論が
盛り上がっておりますが、今日のYMTVの「まる金のここがポイント」
「中央銀行の市場介入について」がテーマ
T&Cの荻野金男さんに介入のスキームについて、
日銀の役割、財務省の役割、そしてアメリカ、欧州の介入姿勢など
介入を巡っての基礎的な知識から実現性などを
1時間たっぷり詳しく伺いました。
荻野さん自信が介入に携わっていたというご経験から
実際の介入のアレコレを分かりやすく解説いただいています。
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さて、今日はポンドが大きく動きました。
BOEが5日に行われた英金融政策委員会(MPC)の議事録を発表。

・政策金利維持は8対1で決定(1はセンタンス委員、0.25%の利上げを主張)
・GDP成長率見通しは従来から下方修正
・資産買い入れ枠の据え置きは9対0でで決定

このところポンドが大きく売られていましたので売りがたまっていたのでしょうか、
この発表を受けてポンドが大きく上昇、(ショートカバーと思われますが)
昨日の高値近くまで買われました。(買い戻されました?!)

でも、先週末の大倉孝の本音で言わせてをご覧になった方なら
ここは「自信を持って◯◯ところ」だってわかりますよね。
この急騰に慌てて乗った方は苦しい展開となってきてます。
上昇から一転また大きく下げ始めました。
そもそもテクニカル的にはポンドドルが天井をつけたようにも
見えますし,この議事録だけを材料にこのトレンドが転換するとも
思えません・・・・。

ここのところ、ポンドドルの下落をみていて乗り遅れた。。。。と
臍を噛んでいた私。こんなにトントコ下がっちゃうと売れないあと思ってました。
それが、このコネタでの上昇!
こ、これは絶好の売り場を提供してくれたとばかりに
1.5635ドルでショート!!
欲をかくと1.52レベルまでの調整があるんじゃないか、なんて風にも
見えるチャート。そこまでなくても200MA や一目の雲の上限と
ぶつかりそうなレベルの1・53くらいまでは見込んでのショートです。

長い目でみればドル安戦略に転じたアメリカの政策がありますので
再びドル安になるのでしょうけれど、目先の動きはポンドの調整が
大きくはいるのでは?と期待。
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