2010年9月29日水曜日

今夜は動きますね。

最初はポンドに異変。
ボーゼンMPC政策委員が
「更なる金融緩和が実施されるべきだ」と発言し
ポン様が急降下開始。
その影響からかユーロポンドでユーロ上昇、
ユーロドルでユーロ上昇(ドル安)、ドル円下落とドル安気味に。

その後23時、米消費者信頼感指数が悪化したことから
ドル安が急速に進行。ポンドは継続して下がるし、ユーロは噴火するし。
NY金価格は先週末に1300ドルにタッチして頭を叩かれていたのだけど、
1307ドルまで上昇、大台乗せ達成となりました。

ドル円は現在83.80円前後で下げ止まっていますが、
日銀が動く様子は見られません。ここで入らないってことは
やはり先週金曜の東京午後の急伸は介入じゃなかったんだろうな。
本当に82円台防衛ラインまで第2弾介入を実施しないつもりなのだろうか?
それとも政治的問題が多すぎて為替市場にまで気が回らない?!!

なーんてことはないでしょうけれど(笑)それにしたって、
82円までやらなかったら足元みられちゃいそうですよね。

ここは二枚舌で表向きに明らかにしているレベルとは違う水準で
介入して、不穏な動きを演出して欲しかった。
85円台まで上げた時になかなか下がらなかったのは強い
介入警戒があったからですが、その時の緊張感からみると
今ではすっかり介入警戒感が後退してしまったように感じます。

しかし、ドル円というよりドルですよ、ドル。
ユーロドルは半値戻しの1.35で一旦止まって下落するんじゃないかと
見ていたのですが、突き抜けてしまいました。欧州からこれだけ
ネガティブ材料が飛び出しているというのに、ユーロ強い・・・・。
というかドルが弱い。

中間選挙の年はドル安になるってアノマリーはありますけど、
今年もやっぱりってことでしょうか。株価を上げておきたいでしょうし、
輸出倍増計画というのも実現に近づけておきたいでしょうし、
中間選挙前には強烈にドル安を演出するんじゃないか、って
見方があったけどまさにその通りの動きじゃない?!

結局アメリカの追加緩和を織り込んでいるということですね。
このエネルギーには日銀も戦意喪失ってことなのかしら・・・・。

でもユーロドルが1.35ドルを超えて上がるとは思いませんでした。
1.35ドルで売ってやろうと思って見ていたのですが、
手を出さないでおいて良かった・・・。
そうそう、ちょうど週足の50日線がこの辺りで頭を抑えていたみたいで、
Twitterでは週足50日線(52日線と言う方も)を意識して見ているってつぶやきが。
週足の50日って結構皆意識してるの?!
なんて発見があったりしてツイッターって面白いわよね。
私はフィボナッチしか意識してなかったんだけど(笑)

そうそう、それからボーゼン委員の発言でポンドが急落している時なんかは
「ボーゼン発言でポンド下落でボーゼン、、、」的なダジャレ呟きが沢山溢れてました。
それ、思っても口にしないレベルのオ◯ジギャグだと思うんですけど・・・。

※今日気になったニュース

米、希土類生産の再開準備 中国の輸出制限に対抗
米、中国とメキシコからの輸入銅管に反ダンピング税

こうして見ていると、実は最終的に中国が窮地に追いやられるという
シナリオなんじゃないか、って気がしてきました。
一連の流れにアメリカの関与が否定できない気がするんですよね。
更にアメリカが強硬に人民元に言及するようなところまで来ると、
中国から資金が流れ出すのでは・・・。
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