2010年10月14日木曜日

■ホントにドル円はすっかり膠着状態ですねぇ。
行くならさっさと行っちゃって!!という声がアチコチから聞こえてきます。
79.75円を超える円高に。。。。

買っても売っても妙味なし。
ドル円相場の地味な動きにはすっかりお手上げ状態ですが、
ケリがつくのはホントいつになるんでしょうね。
やっぱりクライマックス的円高局面を迎えないことには
終わらないというのが市場関係者の一致した意見ですので、
ドル円はロングではなく、戻りを売る戦略でいいのだとは思いますが、
そのクライマックスがいつになるやら・・・・。

■ドル安は止まらず。
11月2~3日のFOMCでの追加緩和が織り込まれての動きですが、
後3週間もあるでしょ。これから3週間もの間、事前織込み理由で
ドル安が続くんでしょうか?
中間選挙が11月2日ですからちょうど重要イベントが重なり、
ここまではドル安を継続させる手を打ち続けるとの見方もありますが、、、。
これが控えている以上、財務省日銀も無駄打ちを避けたいということかしら。
後3週間はドル売りでKO?!

■ドル安のお陰でユーロが買われているわけですが、
先週末ユンカー・ユーログループ議長が
「ユーロ/ドルの1.4ドル到達、好ましくない」「ユーロは現在強すぎる」と発言。

ところが、昨日独のウェーバー連銀総裁が
「緊急措置が全て終了する前に利上げを実施する事は可能だ」
「国債の買入れ、恒久的な停止に向けて段階的に縮小していくべき」と発言。
これでユーロさらに強含んじゃった。
えー?!これはあくまで「ドイツ」の連銀総裁の発言ですが、
ドイツといえばユーロを代表する国ですし、発言には重みがありますね。

■欧州圏は要人がたくさんいて、それぞれの思惑で勝手な発言が多いので
注意が必要ですけれど、利上げに言及するには流石に時期尚早という気がします。
欧州経済が評価されてのユーロ高では決してないのですが、
何をもってしてそんな発言となったのか詳しく事情を知りたいところ。
ユーロが買われているのはドル安のせいだというのは誰の目にも明白。
ドイツ単独でみればもう引き締めに舵を切らなくてはならないほどに
安定してきたということなのかしら??

■気がついてみればオージードルはパリティ目前。
今日、RBAの副総理が昼食会で金利は据え置くと発言したとの噂が流れて
一時オージーが売られる局面もみられましたが、(真相は不明)
結局下がったところはすかさず拾われたということですね。

■結局、オージードルのパリティ超えとか、ドル円の79.75目指す円高とか、
行くトコまで行っちゃわないと終わらないトレンドが継続しているということのようです。
昨日GFMSが金価格年内1400ドルなんて見通しを出しましたが、まさか金価格も
このまま一気に1400ドルを達成してみないと調整が来ないなんて展開?!
ついこの間までは年内1300ドルって言ってたのよ。あっという間に100ドル水準訂正?!
凄いなーこれぞ過剰流動性相場ですね。
ウェーバーさんの発言は、資産バブルへの警鐘だったりするのでしょうか?
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