2010年12月27日月曜日

クリスマス休暇明けとなる今週から欧米勢が戻って来ます。
こちらは正月モードに入りたいところですが、関係者はそうは言っていられないですね。
かといってポジション取るに取れない神経質な相場です。

この後のNY勢参入からの動きが気になるところ。
先週末中国が「クリスマス利上げ」を行ったことですし、
これがどんな反応をもたらすか・・・。

日経平均は全く影響なかったといいますか、3日ぶりの反発です。
過去10年の日経平均を眺めてみますと、大納会までの1週間ってほぼ
負けなしで上昇しているんですね。これには驚きました。
なんで年末日本株が上がるのかはわかりませんが・・・。
これは検証してみますか。正月にでも。

為替市場ではやはり豪ドルに影響。
寄り付きは大きく窓をあけての下落でスタートとなりました。
やはり「中国=豪ドル」連想は根強いようですねぇ、
他の通貨にはほとんど影響がない中での豪ドル下落です。
普段強い通貨なだけにヒヤリとさせられた向きも多かったと思いますが、
やはり「中国引き締めネタ」での下落に追随は禁物ですね。
V字回復であっと言う間に窓埋め完了。

これは絶好の買い場だったのか?とも思われましたが、
その後伸びません。結局、ニュースがあってもなくても同じような水準?

まあ、ここからドンドコ買い進めるにはクリスマス休暇明けのNY勢の出方を
見極めたいといったところなのかもしれませんね。
シドニー、ロンドンなどはボクシングデーで明日まで休場ですし・・・。
中国のガス抜きは来年も続くとみられますが、しかし、伝わってくるニュースは
インフレだって話が多いですよね。でも、本当に引き締めたいならば、
金利を上げるんじゃなくて、元の切り上げをすべきだとの声も。
金利が上がればますます外からの資金が流入してしまい加熱に拍車が
かかるということですが、経済というのはホント、こちらを立てればあちらが立たず、
ってな複雑系。でも、今のところのガス抜きはクラッシュさせずに成功している
ように見えますね、さて本当に今後バブルを崩壊させずに成長を続けられるかしら?


今週で今年が終わってしまうなんてまだ実感がないのですが、
今週のポイントは
28日(火)のケース・シラー住宅価格指数 とか
24時発表の12月消費者信頼感指数とか、、、。
30日(木)のシカゴ購買部協会景気指数、 11月中古住宅販売保留なんかも。

新年度入りで欧米のヘッジファンドが新規ポジションを作ると思われますが、
QE2マネー、ブッシュ減税延長などが心理的には強気に働くでしょうから、
来年に向けてはロングで攻めるのが正解だと考えています。

ただ、今日あたりはWSJが「政府資金の救済を受けた
全米100行が破綻危機に瀕している」といったネタを投下したとかで、
米金融機関に対する懸念が強まり、一時的にドル安が進行する局面がありました。
やみくもに買いから攻めるのではなく、こうしたニュースで崩れるタイミングを
狙って安値を拾っていくのがいいでしょうね。でも、これから年末年始、、、。
ちょっと本格的にポジション作りたい気分じゃないよなぁ。

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今日気になったニュース
中国系ファンド、日本侵食 半年で東証1部上場株に1兆円
http://www.sankeibiz.jp/business/news/101227/bse1012270502001-n1.htm

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