先週末は時間がなくてブログ更新できなかったのですが、
今晩のアメリカのプレジデントデーの3連休前にホントはいろいろと
書いておかなくちゃいけないことがあったんですね。
ひとつは、中国預金準備率引き上げ。
春節明け前日に利上げを発表したばかり。
翌週発表されたCPIが予想よりも落ち着いた数字だったことから
たたみかけるようなこのタイミングでの預金準備率の引き上げには
ちょっとした驚きがあったような。。いえ、継続してやるだろうことは
予測していましたが、タイミングがねぇ。
24日からこれですべての銀行の預金準備率が0.5%引き上げられ
19.5%という高い準備率を強いられることに。
引き上げは去年11月以降3か月余りの間で5回目。
急ピッチで資金供給量を絞っていることがわかります。
これを受けても今日月曜の上海株と日経平均は下げてないです。
地味ーに上げました。なんだか最近の上げって気持ち悪いけどね。。。
しかし今夜はプレジデントデーでNY勢がオヤスミ。
あまりこれからは動きがないんじゃないかと思います。
そしてもう一つ気になったのが、
香港滞在中のECBビニスマギ欧州中央銀行理事が金曜に
「景気は緩やかな回復軌道に乗っている」
「予想より高いインフレ率がひとつの懸念」などと発言し、
世界的な物価圧力の高まりに伴い、
利上げの必要性が生じる可能性があるとの見方を示しました。
これはなんというタカ派発言!ユーロ買い要因ですね。
週明け月曜の動きが気になるわ・・・と思っていましたが、
あれあれ?そんなに反応してないわね。
しかも今日はドイツの2月IFO景況指数が発表さrたのですが、
景況指数は統計開始以来の最高を記録(1991以来)
2月IFO景況指数 前回110.3 予想110.3 ☞ 結果111.2
これでユーロ上がらなきゃ何を材料に上がるわけ?!
ということで、一時ユーロ買いが優勢とはなったのですが、
すぐに失速。その背景にはアッベルガー独IFOエコノミストの発言。
「ECBは金利を据え置き維持すべき」
「独国内ではインフレは依然として問題になっていない」
これで目先の利上げ期待は一層後退したってことですね。
先週末のビニスマギさんの発言って何だったのかしらーって話です。
しかし、大きく崩れるかというとそんな動きでもなく、
ただただ動意に薄い方向感のない動きだという見方もできます。
まだわかりません。日足でのミニ三尊みたいなチャートを形成したからの
下落で、これは大きく崩れそう!!なんて思ったのですが、
とんでもない。。先週は見込み違いで大きく上昇してしまったので、
ちょっとユーロの先行き読むのに自信を失っています。
しかしその代わりに、今はポンドドルでチョコチョコ動いています。
先週Twitterには書きましたが、ポンドドルを1.6151でロングして
今日、1.6228で手仕舞いました。ポンドは目先の金利引き上げの期待で
買われるだろうという予想です。
ただ、日足チャートではもう前回高値近辺まで上昇してきており、
頭が重くなってきたことから、あっさり撤退。
チャート的にはここで一旦頭を叩かれるところだろうと読んで
ドテン売りに転じました。1.6227ドルでショートです。
これはそれほど粘らず短期トレードポジションとします。
ポンドも金利先高感だけでここからガンガン上がれるかどうか
試されるポイントに近づいているような気がします。
単純にテクニカル的に。
そうそう、金価格が再び1400ドル台に乗せてきました。
原油価格も上昇しています。
「リビアの中央政府の建物が炎上」というニュースが報じられています。
何故か先進国株価はこうした政情不安リスクを無視して上昇していますが、
コモディティ市場はこの不安を素直に反映して動き始めました。
大倉キャプテンのいうような何かが近付いているような予感も
ありますが、過剰流動性マネーはまだまだリスクオン相場継続で
一致しているようにも見えます。
この週末から週明けの外資系レポートは
「ドルキャリーから円キャリーへ」って論調のようですし。。。
※メモ
バルニエ欧州委員
「EUの銀行のストレステストの方法、3月2日に公表される」
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