2011年3月16日水曜日

昨日15日(地震後OPENマーケット2日目)
日経平均は▲1015円34銭(10.55%)8605円15銭
東京証券取引所第1部に上場する銘柄全体の時価総額は264兆6千億円と、
地震が発生した先週末11日と比べ2日間で51兆5千億円の減少。
これは地震からその影響が福島第1原子力発電所の緊迫した事態へと
懸念が拡大していったものと思われますが、明らかに下げ過ぎ。
一時1392円とリーマン・ショック後の2008年10月16日(1089円)を上回る場面もあり
13時前には前日比1660円安の7800円までの下値が確認されています。

アジア市場も全面安、NY市場でもダウ工業株30種平均は一時296ドル余り下げ、
世界同時株安の様相などのニュースが出たりしましたが、
その後FOMCにて「経済は一段と底堅い足どり、労働市場は全般的に改善しているもよう」
などの前向きな内容を示されたことを受け、下げ幅は縮小し落ち着きを取り戻したようです。

為替市場でも昨日はリスク回避の円高が進行しました

 地震前水準   15日安値
ドル円     82.80 ☞   80.60
ユーロ円   114.50    111.95
ポンド円   113.10    129.15
オージー円   83.05     79.25
キウイ円    60.90     58.65
ユーロドル  1.3820     1.4011

しかしながら、株式市場程のパニックにはなっていません。
株式市場も本日16日水曜には大きく戻りを入れていますね。

これは日銀による大量の資金供給による成果ということなのでしょうか?
日銀は15日も短期金融市場に対する大量の資金供給を続けた。
2回に分けて合計8兆円を即日供給。加えて長めの資金供給の増強にも乗り出しました。

そして16日には現時点で3.5兆円の供給が実施されています。
この3日間に即日で供給した資金の量は26兆5000億円に!!

わずか3日間でのこの供給額は歴史に例を見ない?!ものと思われ、
これは米国のQE2に匹敵する、あるいは日米の経済規模を考えれば
QE2を越える緩和姿勢にもなるという指摘もあり、これが過度な円高に歯止めを
掛けているものと推測されます。

QE2以降、市場にあふれるドルの通貨量からドル安が語られてきましたが
これでドル安一辺倒シナリオは終焉したと言えるのかもしれません。
かといって、凄まじい円安がくる、というのも時期尚早。
今日知人から今後怒涛の円安が来るという話があるが、どの時点で
転換するか?という質問を受けました。
国債の問題などから壮絶な日本売りが来るという話が囁かれる中での
この巨額の資金供給でそういう話が広がりつつもあるのかもしれません。

しかし震災直後のこの時点でその転換ポイントを探るのは至難を極めます。
今は、レパトリ思惑などからの円高阻止に日銀が成功できたかどうかを
確認するほうが先ですし、なんだか為替は膠着しつつあるようにも見えます。
あまりのダイナミックな現実に方向を見極められないのかもしれません。
ここでドル円、クロス円がエネルギーを貯めるようなレンジに入るなら
その次にくる動き、そのトリガーが何になるのかを推測する必要がありますが、
私の頭ではさっぱり。
こうしてこのブログを書いている最中にも大きな余震が。。。
震度3~4くらいの揺れに慣れてしまうくらいの頻度ですね。
まだまだ大きな地震がくるリスクもありますし、
福島の原発問題は予断を許さない状況です。
マーケットもまだまだ混乱が予想されますので
ヤマをはって大きなポジションを取るタイミングではないと思っています。
ユーロ円ショートは小さく保有していますが。。。
これは様々な心配事からマーケットに対する関心を失わない為に
モチベーションを高めるためにも持ち続けようと思っています。

尚、昨晩のFOMCにおいて
出口戦略が近づいた、と分析する向きと
出口論争は延長線、結論づけるには時期尚早、とする向きがあります。
私は後者の立場にありますが、今はそんなことより日本経済ですね。

といいつつ、ECBの早期利上げ観測も日本の地震の影響からでしょうか、
後退していることをメモしておきます。
かといってユーロ売りになっているかというと、そうでもないのですけれどね。

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