先週の流れは(ダウ1週間で600ドル超え上昇・リスクオン相場)
私にとってはある程度の覚悟と想定をしていたつもりが
それを大幅に上回る戻りで、結局オージー円Sを切らざるを得ない結果に。
オージー円86.79円ショートを84円割れまで持ち続けて一時は250pipsあまりの
利益となっていたのに、先週末にコストをも上回る87円台乗せ。トホホ。。
降りたのは86.50円ですが、ショートを長く持ち続けたマイナススワップを考えると
これは明らかにロス。
やっぱ利食える時に利食わないと駄目だといまさらながら実感。
やはり昨年のユーロドル1000pipsの成功体験が忘れられず
大きく抜こうとしてしまう傾向があるようです。
ビギナーズラックで大儲けした投資家はほぼ市場から撤退する(失敗する)と
言われているようですが、それ、よくわかる・・・。
今更ビギナーってこともないんですけど(笑)
先週のマーケットがギリシャのデフォルトリスクが先延ばしになったくらいで
大きく戻ったのには納得が行かないという意見も多いのですが、
要するにこれを材料にこれまでショートしていた向きがそれを皆ひっくり返した、
ってことで、材料というより、そういう需給であったというしかありません。
ユーロスイスからその波が派生したように思います。
まあ、そういうフローとなった背景にはギリシャだけではなく
1日金曜発表の6月のISM製造業景況感指数の好転なども影響しているんでしょう。
製造業景況指数は55.3と、前月の53.5から上昇しました。
エコノミスト予想の中央値は52でした。
低下を見込んでいた市場予想に反して改善したってのは
戻り相場に勢いを付けたようです。
これでこのところの米景気の減速が足元のガソリン高、
あるいは東日本大震災の余波などによる一過性のものだったのかもしれない・・・・
という楽観的見方が台頭してきたとの指摘もあります。
ガソリン高に関してはIEAの戦略備蓄の放出が安心感となっているムードもありますし、
サプライチェーンの問題は徐々に解消しつつあるということなのでしょう。
今週は雇用統計もあります。ECB理事会もあります。
今夜はアメリカの独立記念日で休場ですが、明日からは欧州にアメリカに
思惑で上へ下へと振らされそう。次にどんな手に出たらいいか今は見極めがつきません。
ECBは4月の会合で約3年ぶりの利上げに踏み切り、先週6月30日にも
トリシェ総裁はブリュッセルで「われわれは強い警戒の状態にあり、
最近の物価動向が中期的に幅広いインフレ圧力を高めることがないよう
適時に断固たる行動を取る用意がある」と述べています。
「ストロングビジランス」出たー!
つまり、利上げするでしょうってのはほぼ織り込まれているわけです。
先週のユーロの上昇はギリシャのデフォルトリスク後退というだけでなく
すでにこの利上げ分を織り込んでしまっている可能性もありますので、
今週は逆に材料出尽くしでユーロが売られるというシナリオも
強く支持したいところですが、・・・・今夜のようなアメリカの休場を
またいでポジションを取るというのはかなりリスキーだわ。
今日のところは豪ドル円Sをを粘りすぎて利益を喪失してしまったことを深く反省し
休むことにしましょ。解らない時には手を出すもんじゃないわ。
解っていても(解ったような気持ちになった時でも)
うまくいくもんじゃないんだものね。
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