昨日はジョージ・ソロスのクォンタムファンドらHFが現金比率を高めて
様子見を決め込んでいるなんてブログを書きましたが、
今日は今日でまたこの相場の不確実性を物語る市場の噂についてです。
あくまで噂です、ウワサ!
根も葉もないウワサだと思っていましたのでわざわざブログに取り上げるまでも
ないとも思ったのですが、想像以上にこのウワサがマーケットの話題となっているようですので
一応触れておきましょう。
ドット・フランク法に個人の貴金属取引停止の条項が盛り込まれているという話。
これが直近の金相場の10連投100ドル上昇の背景にあったのではないかという一部指摘があります。
米国では7月15日に施工された金融規制法「ドッド・フランク法」によって、
金の売買が規制される。この 法案の中味は、認証を受けていない取引業者ディーラーを対象に
金などのデリバティブ商品 の顧客への売買を停止するというもので、これは
米国の連邦債務上限の引き上げに合意に至らないという(アメリカがデフォルトする?!)という
シナリオのもとに、資産が実物資産である金に集中するであろうことを予見した法令である、
といった誠しやかな解説がついているものだから、
(そんなわけないという意見の方が大勢なのは承知ですが)
一部の投資家の不安をかきたて、投資行動に多大な影響をもたらしてしまっている
・・・と言われればこの話題も決して無視は出来ないのかなーとも思います。
今日のラジオNIKKEIマーケットトレンドにご出演いただいた
オーバルネクストアナリスト小針秀夫さんがレポートに詳し
く解説くださってますので是非御覧ください。
https://commodity-board.com/2011/07/post-6631.html
これは今日の小針さんの放送後記とオンデマンドです。
http://blog.radionikkei.jp/trend/entry-205346.html
ソース不明ながらどんな話題を材料にしていたにしても金が上がるということは
基本的にはリスク回避相場が継続しているということなのでしょうね。
米債が買われているというのもその現れ。デフォルト危機がマーケット焦点だというのに
債券市場に資金が流入するなんて変な話です。
昨日のブログにも書いたようにソロスのクォンタムファンドなどヘッジファンドが
ヘッジせずに?!キャッシュ比率を高めているというような不安定なマーケットにおいて
確実なのは実物資産である金ということになるのでしょうか。
ソロスはたしか5月に保有金のほぼすべてを売り払っっちゃったんですよね。
それ、やっぱちょっと早すぎたわよね。早過ぎる・・・というより見誤った可能性も。
今確実にUPトレンドであると言えるのは金相場位ですもの。
あ、スイスフラン・米債なんかもそうか。。。。。でもそれって、完全にリスクオフですよね。
というわけで。
どうしてもリスクオフ、マーケットが大きく崩れる可能性!というようなニュース
ばかりに反応してそういうソースばかり拾い集めているわけですが、
さて、ここらか楽観してマーケットが再度上昇トレンドに強気転換できると
思っている向きは何を材料にそう予測するのかじっくり聞いてみたいところ。
・・・・QE3を期待しているってことかしら?
ユーロ、根拠なく戻ってきてますね。売り場は近い!!
そう思って注視してまいります♪
1.42550ドルくらいかなぁ・・・・
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