2011年8月2日火曜日

マーケットとは皆の期待を裏切るものです。

今日1日からレバレッジ25倍へと規制強化となることから
(史上最高水準のドル円ロングポジションの偏りもあり)
また、連邦債務上限引き上げの合意が週末に得られなかったことから
週明け1日の早朝の為替市場は大荒れの円高となるだろう、といった予想が
至るところから指摘されていました。
今朝は早起きしてマーケットが開く時間から
チャートを眺めていたという投資家も多かったんじゃない?
(早起きは苦手な私はノーポジで熟睡中)

起きてチェックしてみたら
まさかのギャップアップスタート。円安ですか?!

日本時間早朝、米上院共和党のマコネル上院院内総務が
「合意が非常に近い」との認識を示した、なんて報道があったことで
一気にリスクが後退したようです。

その後9:40にオバマ大統領が演説。
「両党指導部が赤字削減・デフォルト回避で合意」
「10年で約1兆ドルの赤字削減」
「脆弱な景気に悪影響を及ぼすような急激な赤字削減を行わない」
などと発言。ドル円は78円タッチ。

ここで売れたらよかったですねー。今になって思えば。

だって、一方で民主党のペロシ下院院内総務が
「民主党議員の全員が賛成しているわけではない」なんて発言もして
まだ100%議会を通過出来るという確信があるわけではない、
という状況の中での戻りです。
これまでドル売りが進んでいただけに、買い戻しも入りましたが、
両手を上げての買いの状況ではなかったんですよね。
だから戻り高値、78円台を売ってみようか。って
頭の中では何度もGOサインが出ていたものの
ビビっちゃってクリック出来なかった・・・・
私の右手がヘタレでした。  

結局そこが高値となって今度は急降下。
買い戻しが78円台で終わっちゃったってショボすぎない?!
飛び込み台が低すぎるって。
夜になって案の定リスク再燃。
きっかけは予想より悪かっISMとされていますけれど、
そんな小さな理由じゃないって。多分。
※7月製造業指数は50.9と市場予想平均の55.0を下回る。

アメリカ株式市場は朝方のデフォルト回避で合意の材料を織り込む暇もなく下落です。
12000ドル割れも近いような気がします。
12700ドル近辺でWトップの形状。
これはいよいよ下落相場のスタートか?
5月くらいからずっとダウは天井を打つと思って見ていましたが、
なかなか下げずに不思議に思っていました。
8月入りですね。。。8月は雪崩が起こりやすい月です。

しかし、すっかり今朝のトリッキーな上昇にビビっちゃいまして
絶好の売り場を逃してしまったのが悔やまれます。
ドル円は76.29円?震災後の3/17日の史上最高値にほぼ面合わせです。
ここで売ったらどん底売りになりかねないので戻るのを待つしかないわね。

ということで何故かキウイドルを0.8767ドルでSしてみたりして。
うーーん、怖いところで売ってしまった・・・・。
キウイは強材料が多く、(利上げも予想されている)中国も買っているとかで
パリティ到達との見方が広がっています。
昨今の不安定な地合いにも一人気を吐いて上昇を続け
史上最高値を更新しておりましたので、
ここからスケールの大きいリスク回避相場がスタートするならば
もっともボラが期待出来るんじゃないか・・・って欲が出てしまった。
素直にドル円の戻り売りで史上最高値を更新の円高にかけるほうが
わかりやすいし安全な気もするのですが、こういうちょっとした欲が
よからぬ結果を招かないことを祈るしかありません(笑)

しっかしユーロはほんとトリッキーな動きをするわよねー
1.42000を割り込んだわ。怖い怖い。

どうやらイタリアとドイツの10年物国債の利回りスプレッドが
一時355bpとユーロ導入来最高水準まで拡大した模様。
今夜はどのマーケットも「リスク回避」です。
金は上昇中。

皆さん、下手に買い向かって寝てしまうなんてことをしないように・・・ね。

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