2011年8月12日金曜日

12日から CME金の証拠金が22%引き上げされます。
これまで4500ドルだったものが5500ドルに。
これのせいなのか、それともあまりに急角度での上昇だったための
利食いが入っているのか、金価格は現在下落しています。
とはいえまだ1700ドル台を保っていますのでこのくらいは想定内ですね。
7/1に1480ドル位だったことを考えれば1700ドルを割り込んだって怖くはない。
2013年までドル安が続く。。。。というような声明を出しちゃったFOMCを見て
金の高値警戒感は薄れつつあります。

・・・・実際2013年までドル安が継続するかどうかは別として。
   個人的にはそうは思っていませんが・・・

一方でダウが上昇中。日替わりで忙しい展開です。
週間の新規失業保険申請件数が好感されたなんて報道されてますが、
昨日の下落の(半月で2000ドル下落の)反動で神経質にぶれているだけ
って気もします。そういえば現在水星の逆行中。
本質的なダウ買いの様相とはなっていません。多分。

■新規失業保険申請件数
市場予想40万件 ☞  39万5000件 前週から7000件減少

今日のびっくりネタはこれ。

スイス国立銀行ジョルダン副総裁
スイスフランをユーロにペッグさせる可能性を示唆

ひゃー。

介入も示唆していますけど、これまでも何度も介入してきて
その度に撃沈、今ではすっかり諦めたか実弾は見られなくなっています。
金利も引き下げ、とうとうユーロペッグ!!
もう打つ手なしのお手上げ状態なんですね。

それと「スイスフラン建ての預金に1%の税金が科せられる」なんてウワサも。
なにそれ、預金すると資金が目減りしちゃうって世界に?!
マイナス金利?
噂にしてもこんな話がとび出すなんて、
今って凄い事態なんだなぁとしみじみ・・・。

この報道を受けてスイスフランが逆流しました。猛烈に売られましたが、
流石に市場はペッグの話には懐疑的なんでしょうか、今急速にダレてきています。

猛烈に逆流していると書きましたが、今日のユロスイ、ドルスイの上昇程度って
これまでの相場をみれば十分に想定できる範囲内のレベルで
単純に買い戻しが入っただけですね。冷静になってその実現性を考えれば
上がったところを叩いて再度スイス買いって流れになるのかもしれません。
この話、どこまで織り込んでいいのか私にはサッパリわかりませんけど。

でもスイスフラン高に苦しむスイス当局の苦悩、これ日本も他人事じゃないですよね。
理解に苦しむレベルの円高。(よくよく考えれば理解に苦しむこともないけど)
先週の4.5兆円介入も1日の無駄打ちに終わり、この低金利、政策の手詰まりは同じ。
さらにいうと、アメリカの債務問題、景気減速にも打つ手なしの状況、
(低金利政策を長期化することを明言するくらいしかできない)
欧州の債務問題にいたっては問題を先送りし続けているだけ。

全く先進国経済は一体どうなっちゃってるんでしょうね。
イギリスの暴動も加えておこうかな。
緊縮財政の歪が暴発しているってことですものね。。。

というわけで、相変わらずダウ天井、金上昇、円高、ドル高のシナリオは
継続です。今晩はダウが上がって金は下がっているのですが
ポジショントーク全開!!
(でも為替は今ノーポジ・・・・)

今日はのど黒の干物に出会い感激。

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