出てきたのは長期低金利政策継続の確約。
昨日9日のFOMCで「少なくとも2013年半ばまで政策金利を過去最低で維持する」
方針が出されました。・・・これ、もう事前に予想されていた内容ですよね。
今後2年間は政策金利を引き上げないと約束し、時間軸を明確にすることで
緩和効果の強化を狙ったものですが、今やってることから何か
新たな緩和策が出されたってわけじゃない。現状維持!!
皆が想定するより長くやるよ。ってだけ。
景気認識を大幅に下方修正したわりには小粒な政策ですよね、
というかこれ以上のことはできないか・・・少なくとも現時点では。
手詰まり感は否めないという感想を持たれた方が多いでしょう。
それでもこの声明がでると金利が低下。☞ 債券高。ドル安となりました。
問題はその瞬間株が売られたこと・・・・。その後は大きく買い戻されたのですが、
どうも神経質な値動きです。低金利政策継続は個人消費や住宅市場が刺激され、
景気が再加速するという想定のもとの政策なのでしょうけれど、
素直にそういう反応をしなかったというのは、この先の株式市場を暗示しているかのようです。
引けにかけては大きく買われましたが、すでに暴落していた株価の自律反発だっただけじゃ・・・
これで株価が下げ止まらなけれないよいよ市場はQE3を催促するんでしょう。
しかし、今回の声明発表も3人の反対票があったとかで
(これは1992年以来もっとも多いんですって)
QE3実施のハードルは高いですねぇ。。。
FOMCを警戒して昨晩は何もポジションを作らずにおりましたが、
そろそろまた元の流れ・・・リスク回避の流れに戻るでしょう。
どこかでドル買いをしたいと思っていますが、今日もなかなかタイミングつかめず。
ちょっと面白い記事を発見。
野村証券の池田雄之輔チーフ為替ストラテジストの試算。
日米の2年物金利差が0.1%縮小すると円高・ドル安が2円50銭進む相関関係がある。
8日から9日にかけて金利差は一気に0.07%程度も縮まった。
8日のニューヨーク市場の終値(77円70銭)を起点に試算を当てはめると、
円は75円台に上昇していてもおかしくない。
円高構造はそう簡単に解消されそうにないですね。
ストレート通貨ではドル買いでもドル円では円買いだわ。
しかし、先週介入が入った水準にまで落ちてきて、介入が怖くて
円ロングできません・・・。
介入はもうやれそうにない感じはなんだけど、
先週4日は思いもよらぬ格好でやられたので、
現政権、現当局は何を考えているか分からないです。。
明日は朝イチで仕事。
ちょっと気忙しくてポジションをとれそうにないわ。
オヤスミ~
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