2011年9月14日水曜日

欧州不安が高まり、恐慌前夜といったムードですが、ショック慣れしたのでしょうか?
リーマン・ショックの時のようなドラスティックな動きにはなかなかなりませんね。
揉んで揉んでスコンと下抜け、また揉んで揉んで・・・・って感じ。
2008年からの金融不安に投資家も何をすべきか、先へ先へリスク回避を
済ませているので上手いことガス抜きできているってことかしら?
それとも、「それでも楽観的」な向きもあって売り一色にはなっていないということかしら?

でも静かに静かに資金流出は起きてきます。
13日までの4営業日で海外に投資されている投資信託からおよそ200億円超
もの資金が流出しているのだそうです。
(しあん残高100億以上の海外投資モノ)
こうした動きがドル円、クロス円の上値を抑えて円高圧力となっているのかも。
この流れが急加速すればドカンと円高となる可能性もありますが、
こうしたリスク回避によるレパトリは日本だけではなく
ドル資産でも起こっているんじゃないか、と思っています。
今日辺りはヘッジファンド勢がアジアモノの資産を手仕舞っていたとかで、
日経平均もハンセン指数も年初来安値を更新していましたね。
このところのこういう動きがドル高圧力となっていてドルインデックスを押し上げている
んじゃないか、なんて想像を巡らせていますがどうでしょう。

ドル高、円高なので「ドル円」は相殺されて値動きが地味。
日本の個人投資家のドル円の商いも急速に細っているようで
2ヶ月ぶりの低水準。介入期待で仕込んだロングも介入がないものだから
諦めさせられて売ったなんて方も多いのでしょう。

目下焦点は今夜の
ギリシャのパパンドレウ首相とドイツのメルケル首相とフランスのサルコジ首相の
電話会談。今夜1時と言われていますが、さていったい何を話合い、何を発表するでしょうか。
ユーロが買い戻されて反発していますが、まずはここに期待があるのでしょうね。

それでも短期的に戻りがあっても、中長期的にはドル高に大転換した相場。
ユーロは1.400台迄戻ったら儲けモノ。思い切り売りたいですね。
そこまではいかないか、、、1.38ドルが精一杯かな?
まだポジションを取るには会談というイベント控えてますので怖い。
ギリシャは破綻準備に入ったとも囁かれていますし・・・。

今夜の会談を通過したら今度は来週のFOMC。
イベントが多いですねぇ。

今日はYMTVでグルーバルインフォの荻野金男さんにお話を伺いましたが、
荻野さんはユーロドルは1.30と1.28にトリガー系オプションがあると教えてくれました。
これは向こう2週間から1ヶ月存在するらしいので、その間にこのレベルに来たら・・・・
詳しくはYMTVオンデマンドで♪(会員制です)
資金調達が困難と噂されている仏系銀行、とうとうECBから資金調達したようです。
つまり市場から資金調達が出来なかったということ。これってすごくマズイ状況じゃない??

というわけでもうちょっと高値引きつけたらどこかで売ります。
ユーロ。クロス円の売りも面白いかもしれません。

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