ユーロドルがこれまでのレンジ下限を下にブレイクしました。
1.40-1.50ドルだったユーロのレンジはですが、
金曜夕方から今週月曜東京時間にかけ
1.35割れまで沈み込み、完全に崩落です。
ECBのチーフエコノミストであるシュタルク理事が辞任を表明、またドイツがギリシャ破たん時のドイツの銀行救済方法を検討している、
(ドイツ政府はデフォルトの際のギリシャ債務の減免を50%カットにおいて国内銀行への支援を検討中だとか?)なんて報道もあって、「ギリシャデフォルト」リスクが一層現実味を増したことで一気にユーロはじめ、リスク資産が売られる流れへとつながりました。
しかしながらドイツはこの7~8にも欧州域内の債券を手放しているという
報道もあったようでから、ギリシャデフォルト準備は今に始まったことではないのかも。
つまり、もうギリシャをデフォルトさせる準備がなされている?!ということ。。。
これは一体どのような影響をもたらすのでしょうか。
ジム・ロジャーズはギリシャデフォルトならユーロ買い、ドル買いだと
言っているようですが、テクニカル的にはこのレベルでユーロが
反騰するとは思えないので、デフォルトはもう少し先で、それまでに
ユーロドルは1.20ドル台にまで下げているか、
あるいはデフォルトキッカケでユーロは単純に売り込まれるかの
どちらかのように思えます。
そしてECBの内輪揉め騒動はちょこちょこ伝わってきていましたが
今、この段階での物別れ?という事態は最悪です。
これではギリシャをデフォルトさせても問題をギリシャ一国に閉じ込めて
乗り切ることは不可能。完全にEU域内全体の問題として波及、
EU全体が売られることになるでしょう。
ユーロ100円割れに現実味、介入期待薄で輸出が投げ売り
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-23144220110912
ドルインデックスはとうとう200MAを突き抜けました。
今年は株安、ドル高が来るとしていましたが、漸くドルインデックスがレンジを
ちょっと自信が無くなったのだけれど、やはりリスク回避、、、いえもう緊急時の
有事のドル買いが発生していると思ってもいいでしょう。
リスク資産が売られ、キャッシュ化が始まっています。
つまり基軸通貨であり、ドルキャリーされていたドルは調達しにくくなります。
で、ドル高。それが始まったということは、
株は更に下がることになる、とポジショントーク。
金もこの局面では売られるかもしれません。
最初に買われだすのも金だと思いますが、まずは何もかも売られるサイクルに?!
なんて書いていて、ドル買いのポジションを仕込めていない自分・・・・。
予想して思いにふけっていてもディーリングが下手じゃダメだよね・・・・
次なる目標はユーロなどストレート通貨の戻り売りです。
今日夕方から戻りが入っていますが、さてどのレベルで再参入しようかしら・・・。
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