ツッコミ売りは危険・・・・だと思うと
週明け月曜の為替市場には売りチャンスがなかった・・・。
というのは私の勇気がなかっただけかな。
それでも今日の高値で売ることが出来れば
ユーロドル、ポンドドルなどストレート通貨でも
ユーロ円、オージー円、ポンド円などクロス円でも
100pipsくらいはとれているんですものね。
「戻り売り」スタンスですので、今日の戻りはちょっと足りない感じがして。
つまり先週からのリスク回避相場の流れが今日も継続したということ。
東京時間に大きく戻ることはなかったですね。
ユーロドルは1.32台ローまで、ユーロ円はとうとう101円台です。
ここから突っ込んだところはさすがに売れません。
今日、週初の寄り付き後に売って今利食うというような水準で、
ここから売り込むと危険。かといって買い相場という感じもまだないなぁ。
今のところ手も足もでません。
ということで、今日は個人的にとても気になるこのニュース
▲NYのデモ激化…車道練り歩き若者ら700人以上逮捕
http://news.tv-asahi.co.jp/ann/news/web/html/211002034.html
実はこのデモ、NYでは3週目に突入と、長期化の様相を呈しています。
▲米国の抗議デモ各地に飛び火、NYは3週目に突入
http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=2PiXDTK_CBY
今年はデモの年です。デモが世界に拡大している・・・。
2010年12月17日、チュニジアで26歳の青年が生活苦の中で街の路上で無許可で野菜売りをして
生計を立てていましたが、女性警官に野菜や商売道具を没収された上に平手打ちされたことに
始まります。彼は抗議に行った県庁前で、焼身自殺を遂げたのですが、この青年と同じ境遇に
あった青年たちがこれを機に抗議デモを起こし、このデモ活動は物価上昇で生活に困窮する
国民すべてが支持するデモとなり、ベンアリ独裁政権が崩壊へと至りました。
これが2011年のデモ世界連鎖の発端、ジャスミン革命です。
政府批判がエジプトに飛び火、29年間という長期政権であったムバラク政権も倒れました。
さらにデモは中東へ。アルジェリア、イエメン、サウジ、リビア、シリア、ヨルダンと
独裁政権打倒デモが拡大、特に抵抗していたリビアのカダフィ政権は
NATO軍が介入、無理やり?!崩壊させるという流れに。
またイギリスでも8月に入ってひとりの黒人が警察官に射殺されたことをきっかけに
暴動・略奪騒ぎが。これが25万人もが参加する空前のデモに拡大。
そもそも今回の金融危機下で緊縮財政に苦しめられていたイギリス国民、
騒ぎの発端となった黒人だけではなく、下層にある白人の若者たちが
略奪に加わっていました。
また、キャメロン首相率いる与党・保守党の党大会が開幕した
英イングランド北西部マンチェスターで2日、
政府の歳出削減政策に抗議する労働組合主導のデモが行われ、
約3万5000人が参加したとの報道もあります。
イスラエルでは住宅価格高騰によるデモ。
9月には40万人規模のデモに膨れ上がっています。
ギリシャではずっと緊縮財政に反対する公務員スト、デモが
繰り返し行われていますね。これは説明するまでもないですが。
そして9月15日から(リーマンブラザーズ命日)
ウォール街デモが始まり、700人もの人間が逮捕される騒ぎに。
アメリカ西側のロサンゼルスでも共鳴するデモが起きているようです。
しかもこのデモにはコロンビア大学のジョゼフ・スティグリッツ教授や
マイケル・ムーアも参戦。デモを支持を表明しています。
あまり日本で大きく報道されませんが、このデモが、後にアメリカにとって
取り繕うことが出来ない崩壊の象徴であったとして語られることに
なるのではないかと思えてなりません。
大統領選挙を翌年に控え、これまでのアノマリーでは株価は
ほぼ100%上昇する年であったのに、(過去17回の大統領選挙前年は
全て株価上昇です。)今年の株価は現時点でマイナス推移。
もう策が尽きたとも言われていますが、それよりも何よりも
株価を支えるといった小手先の政策は実体経済に全く寄与していなかった
事は明らかであり、資産インフレが招いた格差がこうしたデモにまで発展している今、
新たな緩和策は取るに取れない事態に追い込まれつつあるように思えます。
こんな動画を見つけました。
デモ隊を高みの見物、ヤッピーと呼ばれる金持ち、エリート層が
飲んでいるのはシャンパンでしょうか?貧困層を馬鹿にしきった顔をしています。
http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=2PiXDTK_CBY
こんな動画が広まれば広まるほどデモが拡大しちゃうんじゃないかしら・・・。
その不満、抗議の発端は様々でも、おおよそどの国にも共通しているのが
長期独裁政権打倒、そして物価、地価高騰に対して、格差社会に対しての是正を
求める声です。どの国も同じような状況にあり同じ様な不満を抱えています。
・・・・世界経済は一度とんでもないクラッシュを見るような気がしてなりません。
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