2011年11月23日水曜日

リスク回避相場が続いています。
やっぱり素直にユーロは戻り売りだったんだなー。
ここまで下げてから思い知るってのは遅すぎだけど、
じゃじゃ馬ユーロはネガティブ材料しかない時でも
ショートカバーでどんどこ上がるってこともあるので
なかなか売れずにいましたが。。。
ユーロがなかなか下がらない裏にはスケールの大きい
ユーロのレパトリがあるとされていますが、それもいつまで続くのか
よく見えないのでほんとユーロ絡みは手がけにくいですよね。
今週はユーロオージーとかユーロポンドとか、ユーロ絡みの通貨が急伸する
局面がありました。これはレパトリのせいではないか、ということです。

しかしながらそうした急伸局面があっても結局は戻りを叩かれ
ユーロは下落基調。
ユーロオージーだけはこのところ豪ドルが弱くユーロ高のままですが。。。

リスクオフ相場が続くには続くなりに悪いニュースがいろいろあるわけで。
ここ2~3日に出てきたニュースを上げてみます。

■ムーディーズが、ノルウェー輸出金融公社の発行体と優先債券の格付けを
「Aa3(ダブルAマイナスに相当)」から「Ba1(ダブルBプラス))」に7段階格下げ。

※これは投資不適格とされる水準。ノルウェーの輸出金融の機能を政府が引き継ぐと
 発表したことを受けた措置ですが、輸出金融事業の縮小はEUによる資本規制が原因とのころ。
 公社は資本増強を目指していたが、ノルウェー政府は輸出金融の仕組みを変えることを決定。
 18日に2012年7月までに新しい輸出金融事業をつくることを発表しています。
 同公社は日経リンク債などの仕組債を多く組成していたとされ、日本の投資家が
 同公社が組成した仕組債を購入している模様。
 ノルウェー政府がこうした債券に保証を与えるかわからないとかなんとか・・・・。

■デクシア救済に暗雲?!
 経営危機に陥った仏・ベルギー系の金融サービスグループデクシア救済をめぐり支援を表明している
 ベルギー政府がフランス政府に対して救済コストの負担を増やすよう働き掛けているようです。
 デクシアについては、フランス、ベルギー、ルクセンブルクがデクシア資産に900億ユーロ(1220億ドル)の
 政府保証を付与することで合意していました。不安再燃で金融市場に動揺が広がっているようです。
 これでフランスの格下げの思惑が再燃しているようで・・。

■イタリア銀行大手のウニクレディトやインテサ・サンパオロなどの社債利回りが上昇
投資家がジャンク等級とみなす水準に達している模様。今後数カ月間で多くの銀行社債が
償還期限を迎えるとされており、イタリアの銀行が市場から資金を調達し続けることができないのでは
ないかという懸念が高まっているのだとか。

■23日の欧州債市場でドイツ国債10年物の入札で札割れ!!

入札では募集60億ユーロ(約6200億円)に対し応札額は38億8900万ユーロ
発行予定上限を35%下回った。ドイツ連銀が全体の39%を購入した模様。
EU問題の唯一の頼みの綱はドイツ。そのドイツの国債の需要が落ちたというのは衝撃です。
欧州債務危機の拡大でドイツの財政負担が増えるとの懸念が強まっていることが背景。
これは非常に懸念すべき事態です。
このところEU圏の国債入札が低調で、スペイン、ベルギーなども不調ですよね。

というわけでユーロが買えるわけがない。
時として上がるのはあくまで需給。資金調達難から対外資産を買い戻す
レパトリが起こっているだけよね。

それと2011年度末の日本の公的債務残高がいよいよ1000兆円を突破する見通し。
来年の3月末には1056兆円程度にまで増える可能性があるそうです。
五十嵐文彦財務副大臣の試算だそうですが、それほど大きく違いはないでしょう。
今のところまだ日本より欧州問題が賑やかでむしろ円やJGBが安全資産とされていますが、
ある日突然日本のリスクが市場のテーマとなることがあれば
猛烈な円の逆回転が起こります。
その日はそれほど遠くないということでしょうね。

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