2011年11月15日火曜日

今日はドル円が瞬間50pips動くなんちゃってエア介入現象が。
たまたまレートを眺めていたので、瞬間Twitterで「介入?」とつぶやきましたよ。
ただ、11:30頃だったので時間帯的には不自然だったため
追いかけてポジションを取ることは避けました。
これに乗っていたら痛い目に会うところだったわ。

ドル高となったのはほんの一瞬で、
その後あっという間に上昇分の半値を削り神経質な値動きに。
夕方には再び77円を割れるという完全な行って来い相場になりました。

直後Twitterでのフォロワーさん達から
「本邦勢からストップ狙いのまとまった買いとか。」@kinyuhoudan
「介入期待の逆指しオーダーがあると言うことですね。戻り売りの方が良いと思います。」
「荻野さんが「まず買いが入って、介入と勘違いした買いも入ってストップがついたけど、
上で打たれて勘違いに気付いて反対売買した」的なことを言っていました。」@Global_Info24
などといろいろと教えて頂いて、介入ではなかったことを確認したわけですが、
Twitterってホント便利。そうそう、荻野さんの情報網は業界一ですけれど
明日のYMTVでは荻野さんの番組生放送があるわ。
会員限定ですけれど会員様はお忘れなくご参加くださいね。
http://www.yutakamarket.tv/table.php

今日のユーロもだらだらと下落が続き、結局週明けのギャップUP寄り付きから
280pips位下げています。月曜の東京時間スタート寄り付きで売っていたら・・・
と久しぶりのたらればです。今週まだ手が出せずにいます。

というのは昨日のブログに書きましたとおり、
23日のアメリカの赤字削減策の承認にむけてドル売りとなるんじゃないか、
と思っているため、どこかでユーロを買うつもりでいるのですが、
勢い良く下げて自律反発を狙えるような局面が一向に訪れないので
買い場が見えないのです。だらだら下げ続けていると買えないんですよね。
アク抜けしないですし、秩序だった下落は長いんです。
これは戦略がまちがっているんかな?とも言えるのですが、
それにしてもそろそろチャンスがあるんじゃなかろうかと待っているわけ。

ただ、ユーロを取り巻く材料は今日もあまりよろしくないんですよね。
スペインとドイツ10年物国債の利回りスプレッドがユーロ導入以来最大の水準まで拡大。
LCHクリアネットがスペイン債の取引証拠金を引き上げるのではといった噂があったり・・・。
オーストリアが格下げされるとかいう噂が出てきちゃってたり。

そして極めつけはドイツのユーロ離脱懸念?!

ブルームバーグから引用です。

メルケル独首相率いる与党CDU、ユーロ離脱認める動議を採択
ドイツのメルケル首相率いるキリスト教民主同盟(CDU)は14日、ユーロ圏の国が同圏から離脱することを認める動議を採択した。現在、ユーロ圏の規則では脱退は認められていないが、動議はその可能性を是認した。
動議が政策となるには、連立パートナー2党の同意が必要。メルケル首相は、ユーロ導入諸国がペースを決める形で欧州連合(EU)域内の政治的な関係強化と財政規則の厳格化を推し進めることを目指しており、この動議もその一環。
ショ イブレ財務相はライプチヒで開催されたCDU年次党大会でテレビ局フェニックスのインタビューに応じ、「われわれは誰も追い出すつもりはない」と発言。 「しかし、ギリシャ国民は重い負担を背負わなければならず、ある国が負担を背負うことができない、あるいはそれを望まない場合、われわれはその国の判断を 尊重しなければならない」と付け加えた。


しかしこれよくよく読むとギリシャの離脱を認めようって話じゃないのかな?
市場ではドイツがユーロ脱退か?といったムードでこのニュースが捉えられて
いたように思いますが、、、、。

ファンドマネージャーリサーチではギリシャが来年1-3月に破綻するとの予測が最多。
つまりギリシャのデフォルトは避けられないというのが大方の予測です。

どちらにせよユーロネガティブ材料には変わりないか。
ユーロもだらだら下げていますが、クロス円もだらだら下げています。
11月締めに向けポンド円に大口の売りが出ていたという情報も。
今週はリスクオフ相場広がる、というセンチメントですが、
ドラスティックな動きではないため、やりにくいですね。
ん?こういう相場のほうがやりやすいという手法の方もいらっしゃるかな。
結果的には大きな動きとなっていますものね。
トレンドフォロー型の手法であれば結構取れているという方もいるのかも・・・。

それからグロバルソブリン(通称グロソブ)が
イタリア国債を全部手仕舞って先週時点で保有残を
「ゼロ」にしたとの報道も話題に。
すでにフランス債も売り払ったとのことで
これが今後のフランスの命運を案じているような気が・・・・。

ユーロ建て債券の保有比率は6月末の36%から20.5%に引き下げ、
代わりに日本国債やオーストラリア国債の保有比率を高めているとかで
これが新たな円高要因になってる?なんてことはないでしょうか。
グロソブに続けーということで他の投信もこの動きに準ずることがあれば
この影響はさらに加速する可能性もあるんじゃないかと懸念しております。
※円のウエートは9月21日時点の13.4%から
10月27日時点では18.1%に、
豪ドルのウエートも8.3%から11.2%にそれぞれ上昇。

やっぱり今回も介入効果を長期的持続させることは出来なかった・・・?
もう一段の円高を覚悟しておいたほうがよさそうです。
介入期待の逆指値は今日のような動きで狩られちゃいますしね・・・。

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