今日は特筆すべきことがないなぁ。
イベント待ちでトレンドレスのレンジ相場。
ノートレードでした。
というわけで雑感。
このところユーロ危機の影響が中国に押し寄せている、
といった論調のレポートやコラムを目耳にしますね。
欧州危機からの欧州金融機関のレパトリでブラジルや韓国の通貨が
大きく下落するなど新興国経済への打撃となっていることは
周知の事実ですが、(今朝の日経:ブラジル7~9月はゼロ成長)
やはり中国からも資金の引き上げはあるようで
9~11月の3ヶ月で中国100都市で不動産価格が下落しているそうです。
また人民元5日連続の下落に見舞われています。
また報道によると12月2日、北京で開催された「外交フォーラム」の席上で、
中国外交部外務次官は欧州の通貨危機に触れて、中国の3兆2000億
ドルの外貨準備の使い道に言及し「中国の外貨準備は応手救済には使わないし、使え
ない」と述べていたとかなんとか。
ちょっと前に中国が発表する指標は全て捏造で
GDPは▲10%だ、なんて記事が話題となりましたが、
シンクタンク系の来年の中国の成長率予測はこのところ
軒並み引き下げられていますね。
http://www.epochtimes.jp/jp/2011/11/html/d18380.html
中国がコケると頼みの綱がきれてしまうというもので
世界経済がこれまでの成長モデルでは成立しないのでは
ないかと思います・・・・。
さて明日はECB理事会。
マーケットはすでに0.25%の利下げは折込済みなのだとか。
注目は流動性供給策がどの程度拡大されるのか、
周辺国の国債買取プログラムが拡充されるのか、
といった点に移っているようです。
9日に首脳会議が控えていますので
あまり大きくマーケットが動意づくとも思えないのですが、
国債買取拡充の具体的条件が明示されるような
具体性があれば市場はこれを交換して動くとの期待も渦巻いており、
ここからのショートは危険な気がします。
イベントリスクとしては、ショートポジションは手仕舞って、
ユーロをちょっと買ってみるという戦略で様子をみるのも面白そう。
ただし買いはあくまで短期戦略ですけれどね。
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