2011年12月19日月曜日

格付け会社S&Pはいつ動くんでしょうか。
「EU首脳会議の合意が、経済への信頼感および金融市場に及ぼす影響を分析し
数日以内にユーロ圏諸国の格下げの是非を決定する」と発表していましたが、
8-9日のEU首脳会議が終了しても沈黙を続けています。

変わりに…というわけではないでしょうけれど
先週金曜16日にはムーディーズがベルギーの
長期信用格付けを「Aa1」から「Aa3」に2段階引き下げると発表してみたり、
フィッチがスペインやイタリア、ベルギーなど6 カ国を格下げ方向で
検討すると発表したりと格付け会社の動向に振り回されております。

今週もやはりS&Pがどのような答えを出すのか、といった点には
注意が必要なのでしょうけれど、クリスマスですよねぇ。
こんな時にネガティブショックとなるような材料を出すかしら。
でも数日中に、と明言していたわよね、っとかモヤモヤ気分ですが、
いよいよユーロドルのショートは過去最高額レベルにまで膨らんでおり、
現在11万枚だとか。過去猛烈なユーロの巻戻し上昇が起こった時の
MAXは15万枚だったと今日あるアナリストから教えていただいたので
そのレベルまであと若干あるものの、相当な買戻しのエネルギーが
マグマの如く膨れ上がっていることについて関心を持ってみております。
ここからのユーロはむしろ買いなんじゃないか・・・って。

さて、今日はこんなニュースを見つけたのでメモ記載。

IMF専務理事:大恐慌が再来する  
http://japanese.ruvr.ru/2011/12/16/62360299.html

 国際通貨基金(IMF)のラガルド専務理事は15日、
世界経済は1930年代の不況と同様の段階に入る危険性があるとの見解を示した。

専務理事は、
「世界には現在、低所得国、新興国、中所得国、経済先進大国のいずれの国にも、
現在の危機の高まりに対する抵抗力を持っている経済はない」と述べた。

 専務理事は危機について、
これは一つの国家集団のみの行動で克服できるようなものではないとの見方を示し、
金融市場は各国に対して政治プロセスを終了し、
危機克服のための決定を承認するための時間を与えるべきであると指摘した。
ラガルド専務理事は、全地域の全ての国からの支援によって危機が克服されることに期待を表明した。
 専務理事は、保護主義、孤立、別の経済的決定の誤りについて警告し、
「これら全ては、1939年代と同様の状況を構築しかねない」と述べた。

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