2012年1月5日木曜日

ユーロが崩れました。

ユーロドルで1.300ドル大台割れ、
ユーロ円で100円大台割れ、
どちらも年末に突っ込んで記録した水準ですので
新たな衝撃は少ないものの、年始からの切り返しも力尽きたか、
さほど大きく巻き戻すことが出来ずに再下落という展開には
失望の念が隠しきれません。。。。

ショートポジションの偏りから一旦は上がるんじゃないか、なんて
見通しもあって、どちらかというと年末下げた分、年初はユーロが
買われるところからスタートすると見ていたので(´・ω・`)
年をまたいでトレンドが継続するって、相当なトレンドですよねぇ。
ユーロはやはり今は買えない通貨です。

そもそもの欧州の債務問題の解決の糸口がまだ明確でない上、
格付会社のS&Pが12月のEU首脳会議後数日以内に
速やかに欧州各国の格付けについて格下げするか否か発表する
としていたのが、発表がなく、年を跨いでいることが
心理的圧迫要因となっており、これが今月内にも発表されると
されているのもユーロが買い戻されることなくジリジリ落ちて行く
背景の一つの要因であると思われます。
1~3月にはイタリアの大量の国債償還を控えていますし、
リスク要因山積も買う理由はただひとつ、ポジションが偏っているだけ・・・
ってのはあまりにパンチに欠けますな。

すでにアナリストらの間では2012 年のユーロ圏経済は景
気後退(リセッション)に陥るだろうというのがコンセンサス。

夜中NY[時間にはいってもユーロの下落は止まらず。
足元の材料にはイタリア銀行最大手のウニクレディトが増資を行う
との報道があったとかで一時ユーロ買いとなった(夕方5時位の上昇かな)
とされていますが、なんとそのウニクレディトの株がストップ安になったそうで、
これが失望でドテン売り。

さらにスペイン政府がEU救済基金、さらにIMFに融資申請を検討していると
スペインの新聞が報じたとかでユーロ売りが加速した、ともされております。
後にスペイン政府はコレを否定しておりますが、、、、

さらに今夜は原油が上昇しています。
一部通信社が「欧州連合はイラン原油の輸入禁止で基本合意に達した」と
報じたことから供給懸念が高まったようですが、
イランは今年前半の原油急騰リスクとされており、
コモディティ関係者が昨年末から予想していた通りの原油上昇となっています。

ホルムズ海峡とかイラン制裁で輸入禁止などという言葉が出てきたら
原油が跳ねますので皆さんも気をつけて見ていてくださいね。

原油が過剰流動性でのリスクオン要因以外の材料で跳ねるということは、
ひいては景気に影響し、景気減速懸念に繋がります。
(地政学リスクや政治的ファクターによる上昇、まさに今の原油高です)
つまり原油が上がると株価が沈むという相関となります。
ダウなど米株は昨日の上昇から一転して売られていますね。

となると、リスクオフとなることからドル買いとなり、ユーロが売られる・・・という
流れにつながりやすくなるんじゃないかな。。とも思いますが、
今日のユーロ売りは原油のせいじゃなくて単純にユーロ自身の問題ですね。きっと。

ユーロ買いを狙っていたとはいえ、今日のユーロの下落は確り取りましたよー。
この変わり身の速さも勝つためには必要?!
自分のシナリオに意固地になってはいけません。
ユーロドルがモミモミ相場から下方に離れ、ボリンジャー15分足がエクスパンションした
ところでユーロドルをショート。思惑通りには下がらず、一度はアゲインスト状態でしたが、
上記理由から夕方以降ユーロ売りが加速、それほど耐えたという意識もなく
利益確定が出来ました。
Sコストは1.3032 利食いは1.2953
利食ってしまってから更に今ユーロが下がっていてちょっぴり悔しいのですが、
年初からあまり欲張らないことですね?!

ユーロドルはリーマンショック後の安値1.187ドルというのがあるので
年内はここを目掛けて下落する瞬間もあるでしょう。
ただし、ドルも弱いのでそう簡単じゃないとは思います。
だったらシンプルにユーロ円の方がいいかもしれません。
100円割れでもう節目となるポイントが心理的なラインしかないですね・・・。
今日のNYクローズでも100円大台回復できないようだと
さらなる下落を覚悟。つまりショートで攻めたい。

今週は雇用統計もありますのでここからあまりバイアスをかけて
大きくポジションとるつもりはありませんが、
好機とみればデイトレ、スキャルにトライするかもしれません^ー^

年初のトレードが上手く行ったので今年は頑張れそうです。

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