今日はNY市場が休場でしたね。
そのせいかどうも1日中動意薄の展開。そのせいということじゃないか・・・
S&Pによる欧州圏の格下げ発表はすでに織り込みだったということかな。
しかし、その後これがどのように波及するかはまだ測りきれません。
今日のところはNY休場ということで様子見だったのでしょう。
シドニー市場ではユーロがギャップダウンしてスタートしたのですが、
安値はユーロドルは1.2620程度、ユーロ円で97.03円位まで下落した後反発し、
小動きとなっています。
あんまり書くことがないので、NIKKEIで公表されていた
主な輸出企業の通期想定為替レートをメモしておきます。
左がドル円、右がユーロ円。カッコ内は従来の想定レートです。
キヤノン(7751) 79.41円( 80.86円) 110.83円(114.97円)
富士通(6702) 77円( 80円) 105円( 114円)
京セラ(6971) 78円( 80円) 109円( 113円)
コニカミノル(4902) 78円( 80円) 105円( 115円)
リコー(7752) 77.41円( 80.43円) 109.47円(111.91円)
パナソニック(6752) 78円( 83円) 110円( 110円)
東芝(6502) 80円( 85円) 110円( 115円)
日立(6501) 75円( 80円) 105円( 110円)
ソニー(6758) 75円前後(80円前後) 105円前後( 115円)
コマツ(6301) 78円( 82円) 110円( 116円)
日立建機(6305) 77円( 80円) 105円( 110円)
ダイハツ(7262) 76円( 80円) 108円( 110円)
三菱自(7211) 78円( 80円) 110円( 115円)
デンソー(6902) 79円( 81円) 110円( 113円)
ホンダ(7267) 75円( 80円) 100円( 112円)
日産自(7201) 79.9円( 80円) 111.9円( 115円)
ドル円の75~80円というのはまだわかります。
従来の80~85円の想定から5円ほど切り下げていますね。
(ただ、今のレベル以上の円高は想定していない。。。
75円割れると厳しいんでしょうね。)
ユーロ円、105~111円ですよ。これ、想定がユルすぎません?!
年末にすでに100円を割り込んで回復出来ずに居ます。
さらなる円高を予想する声が高まる中、企業の想定レートがこんなに高いなんて。
今日購入した雑誌「エコノミスト」恐慌を学ぶ!では
みずほの山崎亮氏が 85~103円
Jpモルガン・チェースの棚瀬順哉氏が 90~102円
シティの高島修氏が 90~103円と予想していました。
80円台に入るという予想もあるんですね・・・。
ユーロ円での日本の当局の介入はないのでしょうか。
バークレイズの山本雅文氏は
「貿易額を考慮した実効為替レートにおける円高が
ユーロ安によってもたらされているため、日本の当局にはユーロ安を
牽制しようという動機づけがある」とその可能性を否定していません。
介入のタイミングとしてはユーロが円に対し急激に続落し、
その結果日経平均が8000円を大きく割り込み企業や投資家への
センチメントへ悪影響が出る場合としています。
日経平均のレベルにも注意が必要ですね。
まあ。。日経平均が8000円を割り込んで急落すれば
ユーロ円も95円、、、90円を目指すような急落になっているでしょうけれど。
今日はフランス短期国債入札が、そして19日もフランス国債入札が。
18日はドイツ国債とポルトガル短期国債入札が控えています。
この結果如何でユーロは更に売られるかもしれません。
20日には独仏伊首脳会合、
23-24日にユーロ圏・EU財務相会合、
30日にEU首脳会合とイベントも相次ぎます。
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