2012年2月3日金曜日

PSI合意がまもなくだ、とか、極めて困難だ、とか欧州の要人からのPSI交渉を
巡る発言にユーロは振り回されております。
そう簡単に日足の一目均衡表の雲を突き抜けるってわけにはいかないか。
テクニカル的にも足踏みが予測された水準での揉み合いに入っております。

ユンケルユーログループ議長
「ギリシャのPSI交渉は極めて困難」
これで木曜夕方ユーロがスコーンと売られましたが、
レーン欧州委員の
「ポルトガルは財政改革に関してよく進展している」
「EU首脳は3月に救済基金の規模を再考する」
「今週末までのギリシャPSI交渉の合意を予想」
で持ち直し。
おっとその前に中国、温家宝中国首相から
「中国はEFSFやESMへのより大きな関与を検討している」
「中国はユーロを安定する欧州の努力を支持」
などと述べたことでユーロが一時急騰しましたが、ほんの一瞬でした。
その高値は
「日本時間22時15分のECBフィキシングに向けてユーロ売りが持ち込まれる」
なーんて噂もあったからか、あっという間に叩かれて
1.3085アラウンドまでユーロドルは下落となりました。

中国まで参戦しての乱高下。
それでもここ数日のレンジをブレイクするものとはなっていません。
NY時間に入るとユーロは底堅くなってきています。
アメリカの株式市場が確りしていること、
それと今度はECBがポルトガル国債購入しているようだ、という観測が。

こういうニュースにいちいち反応していては勝てません。
今日の下落には耐えております。
このレンジの下限で買いなおせばよかったものの
昨日は結構高いところで買っちゃったので、
こういう乱高下、ちょっと堪えますが、、、。

明日の雇用統計に向けての思惑があまり市場に織り込まれてこないのは
やはりPSI交渉の行方が市場の最大の関心ということか。
合意の報があれば材料出尽くしでユーロは売られるという見方も出ており
ユーロ買いポジションにあまり執着しても行けないと思っておりますが・・・・。

人気ブログランキングへ
【人気ブログランキングへ登録しています。応援ありがとうございます。】

※本レポートにて豊トラスティ証券株式会社が提供する投資情報は、あくまで情報提供を目的としたものです。したがって銘柄の選択、売買価格などの投資にかかる最終決定は、弊社の重要事項説明を十分にお読みいただき投資家ご自身の判断でなさるようにお願いします。

※また、本ブログ内にて提供される情報は豊トラスティ証券株式会社が信頼できると判断した情報源をもとに弊社が作成したものですが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、豊トラスティ証券は保証せず、また、いかなる責任を持つものではありません。

※ブログ内容についてその表現や記述、データその他に関しましては、著作権法などの法令により保護されており、個人の方の私的使用目的以外での使用や他人への譲渡、販売コピーは認められていません(法律による例外規定は除きます。)。

以上の点をご了承の上、本ブログをご利用下さい。

運営:豊トラスティ証券株式会社