PSI合意がまもなくだ、とか、極めて困難だ、とか欧州の要人からのPSI交渉を
巡る発言にユーロは振り回されております。
そう簡単に日足の一目均衡表の雲を突き抜けるってわけにはいかないか。
テクニカル的にも足踏みが予測された水準での揉み合いに入っております。
ユンケルユーログループ議長
「ギリシャのPSI交渉は極めて困難」
これで木曜夕方ユーロがスコーンと売られましたが、
レーン欧州委員の
「ポルトガルは財政改革に関してよく進展している」
「EU首脳は3月に救済基金の規模を再考する」
「今週末までのギリシャPSI交渉の合意を予想」
で持ち直し。
おっとその前に中国、温家宝中国首相から
「中国はEFSFやESMへのより大きな関与を検討している」
「中国はユーロを安定する欧州の努力を支持」
などと述べたことでユーロが一時急騰しましたが、ほんの一瞬でした。
その高値は
「日本時間22時15分のECBフィキシングに向けてユーロ売りが持ち込まれる」
なーんて噂もあったからか、あっという間に叩かれて
1.3085アラウンドまでユーロドルは下落となりました。
中国まで参戦しての乱高下。
それでもここ数日のレンジをブレイクするものとはなっていません。
NY時間に入るとユーロは底堅くなってきています。
アメリカの株式市場が確りしていること、
それと今度はECBがポルトガル国債購入しているようだ、という観測が。
こういうニュースにいちいち反応していては勝てません。
今日の下落には耐えております。
このレンジの下限で買いなおせばよかったものの
昨日は結構高いところで買っちゃったので、
こういう乱高下、ちょっと堪えますが、、、。
明日の雇用統計に向けての思惑があまり市場に織り込まれてこないのは
やはりPSI交渉の行方が市場の最大の関心ということか。
合意の報があれば材料出尽くしでユーロは売られるという見方も出ており
ユーロ買いポジションにあまり執着しても行けないと思っておりますが・・・・。
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