日本の貿易収支が注目される時代が来ようとは。
今日東京時間に発表された2月の日本の貿易収支ですが、
市場の事前予想は▲1200億円、赤字です。ところが蓋を開けてみたら329億円の黒字。
5カ月ぶりの黒字となりました。
1月は中華の春節の影響?があったため過去最大の赤字となっていましたが、
一転して黒字を確保、赤字予想だったために、ドル円相場は瞬間30銭ほど円高が進みました。
Twitterにはトレンド大転換しているのだからこの円高の動きは瞬間消化されるだろう、
などというアナリストのコメントが流れたりしましたが、
私は「日本時間の日本人の反応だけで判断できないのでは??」と思ってました。
確か日本時間はほんの30銭程円高となった後戻りが入りましたが、
欧米勢がどう判断するかが大事。
だって2/14の日銀の金融政策決定会合の追加緩和の時だって
そうだったじゃない?日本勢が甘く見た内容でしたが、
欧米勢はこれで大きく円売りに動いたのです。
ですから、欧米勢がこの数字をどう判断するか、が
目先のドル円の動向にインパクトになると思います。
で、やはり欧米時間では円高になりました。
あれほど硬かった83円台も割り込んでいます。
これが日本の貿易黒字のせいだとは言いません。
ダウ平均も13000ドルを割り込んでいますし、今夜は全般リスクオフ気味です。
ダウを13118ドルでも追加でショートしていますので、これは嬉しい。
現在12960ドル前後、12990と13000ドルで売ったポジションも助かりました。
そして、中国です。このところ中国ネタ多いですね。
3月HSBC製造業PMI速報値が48.1となったことが発表され
豪ドルが急落しました。
前回49.6。分水嶺となる50を割り込んでいるだけでなく
前回より更に悪化ということで、明らかに変調をきたしていると見られたようです。
1.2月は旧正月の影響があるためにぶれやすいとして、50を割り込んでいても
寛容に判断されていたのですが、3月も悪いとなると事は深刻だということですね。
豪ドルのショートは継続していますが、お陰で200pipsくらいとれてます。
日足の200SMAにぶつかってきた?ので一旦支えられるところなんじゃないかとも
思うのですが、ここで利食ってしまおうか、それとももっと下を狙って
2年前に達成したユーロドルショート1000pipsを目指して大崩壊を狙おうか、
迷っています。200日移動平均線を下回れば更に大きな下落となるかと思うので。
一目の雲は微妙に下に抜けてしまったようにも見えますね。
豪ドルは一旦パリティ割れ(1.000を割る)となると見ているのですが、
その時にはダウももっと下がっているでしょうし、
ドル円も再び80円を割り込むくらいの円高になると思っています。
全部ポジショントークなんですけれど(笑)
・・・・っと、こんなふうにちょっと調子が良くて慢心している時が一番危険なので
気を緩めず参りたいと思います。
思惑と違うムード、動きを感じたらポジション全部閉じるくらいの
機敏な判断を持たないとね。
【人気ブログランキングへ登録しています。応援ありがとうございます。】