2012年3月21日水曜日

豪ドルはやはり弱いようです。

背景には中国の減速が上げられるかと思いますが、
もう一つ、中国の政治の混乱も懸念材料となっているという指摘もあります。

中国共産党の指導者の任期は2期10年。10年に1度指導者が変わります。
この2012年の秋に開催される18回共産党大会では次期10年の常務委員が決まる
ということで、この常務委員を目指して、太子党という元指導者の師弟の派閥と
共産党青年団出身者の派閥が、勢力を競っています。
この常務委員は国家運営や外交のあらゆる面で権力を握ります。

こうした中、中国共産党は15日、次世代指導者の一人と目されてきた
重慶市の薄煕来市党委員会書記を解任しました。
薄熙来氏が重慶市で行った改革は「重慶モデル」と高く評価され
次期常務委員の最有力候補とされていた人物でした。

「重慶モデル」というのは
革命歌を歌って共産主義を称える「唱紅(ツァンホン)」運動や
「組織犯罪」を徹底して取り締まる打黒運動などの統治モデルとされています。

ところが薄氏の主たる目的は常務委員の座を争うライバルとなるような
重慶の実業家や役人などを蹴落とすことだった、ということが、
元不動産王李氏によって告発されたのです。

李氏は不動産開発からガソリンスタンド、金融業、ホテル経営など
事業を展開しており、氏の総資産は約586億円にも上る
重慶の富裕層30人のうちの一人とされています。

李氏は打黒運動によって逮捕され、拷問の末、資産を押収されました。
氏は「重慶モデルは、自らの権力を強化するため欲しい物をすべて手に
入れた新手の文革にすぎない」と指摘しています。

薄氏の命令により警察や軍隊が数万人によ及ぶ富裕層や実業家を「組織犯罪」に関わった
として拘束、自白を強要して、十数人以上に長期の懲役刑や死刑を言い渡していたのです。

こうした所業が明らかとなったことで、薄氏が解任されたというこの政治的なニュースも
マーケットのリスク要因だと懸念されている模様。
政治の混乱が中国の景気減速への政策の遅れとなるのではないか、ということですね。

この材料が現在どこまで市場に織り込まれているかは不明ですが・・・。

昨晩の株価の下落も調整なのかトレンド転換なのかはまだはっきりしません。
しかし、中国の馬力なしにはアメリカも日本も景気の回復は見込めません。
となればこの政治の混乱で政策に遅れが生じるなどということがあれば
今後大きな問題となってくるだろうと思っているのですが、、、(ポジショントーク?)
オージードル・キウイドルショートはまだまだ継続です。

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