2012年3月15日木曜日

昨晩はFOMC発表まで起きてました。
おおードル高だわ~というのを確認しましたが、ブログを書く体力はなく。

1月のFOMCが「2014年後半まで低金利政策を継続」とそれまでの2013年というコンセンサスから
1年強延長したことで、緩和長期継続ということでドル安が進行していたのですが、
2/29のバーナンキ氏の半期議会証言で「原油高」に言及したことでインフレを気にしているという
メッセージだと受け止められたことで、一転ドル高になるなど、
昨今のバーナンキ氏の発言は特に注目が高まっています。
そうした中でのFOMC.金利はもちろん据え置きですが、
バーナンキ発言に若干の変調が見られました。

■経済見通しについては
前回:グローバル経済はやや減速しているにもかかわらず
    経済は緩やかに拡大している。
今回:経済は緩やかに拡大している。
⇒グローバル経済はやや減速しているという文言が外れた。

■労働市場については
前回;労働市場がいくらかさらに改善していることを指摘している一方で
    失業率は高止まりしている
今回:労働市場の状況は更に改善しており失業率は著しく低下したが 
    以前として高止まりしている
⇒雇用状況については楽観的となった

■インフレについて
前回:インフレはここ数影うで落ち着いており長期的なインフレ期待は安定して推移
今回:インフレはここ数ヶ月で落ち着いているが、しかし最近原油やガソリンが上昇している

⇒やはり原油高に懸念を表明 (これが原油高牽制と見ればドル安政策を打ち止めと
                   考えることもできる)
などなど・・・・
これは今日のYMTVでの荻野金男さんの「まる金のここがポイント」の放送の中の
一部です。セミナーを見ればもっともっと詳細にアメリカの金融政策の詳細がわかります。
昨日の日銀の金融政策の地味な緩和についても。(視聴は会員限定ですので是非会員に!)

相対的には経済の強さを示す最近の兆候を認め、
金融市場の緊迫した状況が和らいだとの認識を示し、
これが一層の株高にも繋がりました。
昨日のダウ平均は13000ドルを超えて13153ドルまで。

しかしながら、景気判断が楽観的となったということはQE3への期待は後退するわけで
それでも株が更に高くなったというのはどうも腑に落ちない。。。。

昨晩の株高には別の理由もあったんですよ。

昨晩FRBは、米大手銀の資本計画について妥当性をチェックする「ストレステスト」結果を発表。
あれーーーこれ、16日って言われてなかった?!
金ちゃんによると、リークなんじゃないか、と。
発表前に漏れちゃったので発表に踏み切ったとかなんとか。

結果19行中、15行が合格。
合格だったJPモルガンは「資本計画に異議がないことをFRBが通告してきた」として
増配を発表、これがさらに株高に繋がる材料となりました。
(意外だったのはシティバンクが不合格だったこと・・・)

しかし、QE3期待が後退しているのに(プライマリーディラーはまだ実施予測ですが)この株高。
欧州や中国の景気減速に懸念が強まるというのに、、、、。
昨日の株高を受けて市場では「流動性相場から業績相場に移行した」との指摘もありますが、
どうなんでしょう。
だって13000ドルを超えて一段高となっている分は ストレステストの結果を受けた影響でしょ。
本当に業績相場での上昇が継続するのだろうか・・・・。

って。昨日13000ドルでダウ売っちゃったのよ!
まさかの串刺し。まだ持っていますが・・・(・・;

いやね、現在のツイストオペって今年6月で終了することが決まっているんですよ。
終了すれば債券は売られ長期金利は上昇するでしょうし、ステロイド切れで景気に下押し
となるんじゃないの?って懸念もあります。

ということで次回、4月のFOMCでは「ポスト・ツイストオペ」みたいな話が出るんじゃないかって
見方もあるようで、今日の荻野さんの話にもありましたが、来月4月の雇用統計と
FOMCは今まで以上に大注目となります。雇用の改善は継続するのか、
そしてまた投票があります、低金利政策をいつまで続けるかってスタンスがまた発表される。
でもそんな先のことまでに神経を尖らせてらんないわよね。。。

1.0547で売ったオージードルは今のところいい感じです。
オージーを売っているワケは こちらを
ドル高も重なっているので、まだ落ちると思っています。
昨日更にユーロドルの売りも追加しました1.3090ドル。
ほら、ユーロドルの日足って私の好きなヘッドアンドショルダーに見えません?!
こういう形を見つけると売りたくなっちゃうんです。
これもいい形で落ちてきていて60Pips強の利益となってます。

ともかく今はドル高。
この流れに逆らうな。ですね。

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