2012年4月10日火曜日

今日の焦点は日銀の金融政策決定会合だろうなーとは思っていましたが、
これほど相場を動かすとは。(たいしたことない?)
2/14からですよ、マーケットの関心事となったのは。
それまで誰も注目していなかったし、日程すら覚えてなかったりもしました(私だけ?)

先週末の雇用統計の内容を受けて、あるいはその日野田首相と白川総裁が会合を
設けていたことを勘ぐって、一部に追加緩和を発表するのではないか、という推測も
あったりして、その期待からか、雇用統計で売られていたドル円、クロス円が
買われていたんですよね。NY時間中盤に日経新聞が
「日銀は27日に開く会合では金融緩和に踏み切る可能性」と報じた・・・というのが
材料視された、とも。

で、私、昨日の高値(恐らくその記事を受けた買の高値)レベルまで
きょう午前に戻したところでポンド円とオージー円買っちゃったり・・・・。
昨日のブログで忙しい時はやらない、と偉そうに書いたのに(^^ゞ
日銀会合に向けてもう一段高ありそうだと思って買ったんだけれども、

結局

今日、日銀は政策金利である無担保コール翌日物金利の誘導目標を
0-0.1%のまま据え置くことを全会一致で決めたと発表。
資産買い入れ等基金の規模も維持。

ってことで、
ドル円、クロス円は失望の売りで急落。
ポジションを作った直後は追加緩和思惑で上昇、適当に利益も出始めていたのですが、
やっぱりなくなっちゃった・・・・。
コストよりちょっと上の水準にストップロスを置いて出かけたので
損失はないですが、また出来心で短期トレードに挑んで撃沈した形です。
(もし、追加緩和したら・・・・フフフ)なんて妄想もちょこっとあったりしたのですが、
やっぱりなかった、そして大局の下落トレンドに戻されてしまいました。

でも日銀の発表の時間帯って出先でチェックできなかったのですが、
こんなにも、ドル円とクロス円が売りなおされるとは。。。
逆指値注文の重要性を改めて実感いたしました。

寝る前、外出時、絶対入れ忘れないように!!
(もちろん見ている時だって油断禁物、値動きに私の右手はついていけないだろうし)

白川日銀総裁は会合後の会見で
「次回会合では特に念入りに点検し適切に政策運営を行う」
「物価1%の上昇達成に金融政策と成長押し上げの両方が不可欠」
「次回会合の判断を予め予断もつのは慎む」
などと述べました。

この声明の受け止め方はいろいろあるようで、
27日の金融政策決定会合に追加緩和の含みを残した、と見ている人と、
緩和観測の高まりに釘を刺しており、追加緩和期待は大きく後退、と見ている人と。

どっちでしょうねぇ。
その前にFOMCのQE3期待のほうがテーマとして盛り上がるでしょうけれど・・・
27日の追加緩和に期待をつなぐという見方に立つならドル円、クロス円を
ロングしてもいいわけです。でもやっぱ日銀だめだ、やる気ない、と見るなら
円高トレンドに入っちゃった、ということで戻り売りでしょうし。

ちょっと難しい局面に入っちゃいました。

実はふつふつと心配が沸き上がってきている欧州。
スペインは先週、ラホイ首相が同国救済申請の可能性を2度も言及しています。
財政悪化が相当深刻なようです・・・。
スペインへの懸念から波及ししてイタリアの債券利回りも上昇しているということで
株価も軟調気味な地合いとなってきた今、緩和なしでこの難局を乗り越えられるのか
正念場なんじゃないでしょうかー。

戦略としては株、ドル円、クロス円の戻り売りがいいかと。
出来心でロングしたらすぐに利食わないとダメね。

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